氏 名鹿熊 信一郎フリガナカクマ シンイチロウ
欧文氏名Shinichiro Kakuma
所 属海洋エネルギー研究所
職 名特任教授学位学術博士(2006年12月)
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教員詳細情報

研究分野・キーワード

  • 海洋温度差発電排水利用、海洋保護区、里海

学歴

  • 1980年10月, 東京水産大学, 水産学部, 海洋環境工学科, 卒業

職歴

  • 1981年05月 - 2019年11月 沖縄県 技師~所長
  • 2014年04月 - 2018年03月 沖縄県海洋深層水研究所 所長
  • 2019年12月 - 継続中 佐賀大学海洋エネルギー研究センター 特任教授

所属学会

  • 日本サンゴ礁学会, 地域漁業学会, 海洋深層水利用学会

受賞歴

  • 地域漁業学会奨励賞(中楯賞) (2013年)
  • 日本沿岸域学会出版・文化賞(里海学のすすめ) (2019年)

これまでの研究テーマ

  • SATREPS「世界自然遺産・マラウイ湖国立公園における貴重な自然と調和した持続可能な地域開発モデルの構築」代表:佐藤哲 鹿熊は水産資源管理チームのリーダーとして、2019年~2024年にマラウイ湖畔のチェンベ村を調査した。調査内容は、人工魚礁チルンドゥの集魚メカニズムの解明、トランスディシプリナリー・アプローチにより、現地のステークホルダーとともに実施した水産資源管理効果評価ツールの開発など。
  • JICA Caribbean Fisheries Co-management Project 東カリブ6カ国を対象に、地域コミュニティと政府による沿岸漁業・生態系の共同管理体制構築を支援するプロジェクト。2019年3月には、プロジェクトフェーズ2の詳細計画策定調査として、東カリブ海4カ国にて、沿岸水産資源・サンゴ礁生態系管理に関する調査を実施した。2023年度までプロジェクトに関わる。
  • JST Future Earthプロジェクト「貧困条件下の自然資源管理のための社会的弱者との協働によるトランスディシプリナリー研究」代表:佐藤哲 貧困下に置かれている人々との協働により、世界的に深刻な「貧困問題」を彼らの持つイノベーションで解消することを目指す。2017年2月にフィジー、2019年1月にインドネシアを調査した。
  • 総合地球環境学研究所「地域環境知形成による新たなコモンズの創生と持続可能な管理」代表:佐藤哲 地球環境問題の地域からのボトムアップによる解決と持続可能な社会構築への取り組みを支える知識のあり方を探求する研究プロジェクト。2012年5月に米国フロリダ、2013年2月にスペイン、2013年10月にフィジー、2016年8月にメキシコを調査した。
  • JICA 豊かな前浜プロジェクト バヌアツにおいて、伝統的な沿岸コミュニティによる禁漁区の設定などの資源管理と、貝細工づくりなど代替となる住民の生計手段の開発を組み合わせた資源管理の仕組みを構築する。2013年7月に運営指導調査、2016年2月にフェーズ3詳細計画策定調査、2017年6月にヤコウガイ資源調査を実施した。
  • トヨタ財団助成研究「アジア太平洋型MPA(海洋保護区)システムの提示」代表:鹿熊信一郎 地域主体の海洋保護区システムの設計と管理手法に関する研究。2010年10月にインドネシア、2011年5月にフィリピン、8月にマレーシアを調査した。
  • 笹川平和財団「ミクロネシア海洋保護区モデル構築のための総合的研究」 パラオにおいて、ミクロネシア地域の海洋保護区モデル構築のための調査を2011年1月と2012年1月に実施した。
  • SATREPS「熱帯多島海域における沿岸生態系の多重環境変動適応策」代表:灘岡和夫 フィリピンにおいて、沿岸生態系の保全に関する調査を2010年9月に実施した。
  • 海洋深層水利用に関する調査 海洋深層水の水産利用などの状況を、2015年8月にハワイ、2016年11月に韓国、12月に台湾で調査した。
  • その他の海外学術調査 上記のプロジェクト以外に、水産資源管理、サンゴ礁保全、海洋保護区などに関する調査を、フィリピンで5回、インドネシアで3回、フィジーで2回、ミクロネシア連邦で1回、オーストラリアで1回、モーリシャスで1回実施した。

主要業績

著書

  • 沖縄における JICA 研修と島嶼国技術協力プロジェクト; 2023年12月
    発表情報; 日本人による水産協力, 118-136
    著者; 鹿熊信一郎
  • Prologue: What is Satoumi?; 2022年04月
    発表情報; Satoumi Science: Co-creating Social-ecological Harmony Between Human and the Sea, Springer Nature, 1-17
    著者; Kakuma S, Sato T
  • Epilogue: Opening the Way to Sustainable Futures with Satoumi; 2022年04月
    発表情報; Satoumi Science: Co-creating Social-ecological Harmony Between Human and the Sea. Springer Nature, 256-267
    著者; Kakuma S, Sato T
  • 沖縄の里海; 2019年06月
    発表情報; 
    著者; 鹿熊信一郎
  • 里海学のすすめ 人と海との新たな関わり; 2018年03月
    発表情報; , 352pp
    著者; 鹿熊信一郎;柳哲雄;佐藤哲
  • Coastal Resource Management Connected by Marine Protected Area Networks; 2018年
    発表情報; Transformations of Social-Ecological Systems, 267-286
    著者; Shinichiro Kakuma; Jokim Kitolelei
  • 環境保全の国際性と総合性 : 沖縄における造礁サンゴ移植活動の課題; 2011年03月
    発表情報; 国立民族学博物館調査報告 = Senri Ethnological Reports, 97, 315 - 335
    著者; 鹿熊 信一郎;Shinichiro Kakuma
  • 漁業・漁村の現場から(42)漁業者による生態系保全と水産資源管理--沖縄県八重山のサンゴ礁海域を事例として; 2010年06月
    発表情報; 月刊漁業と漁協, 48, 6, 24 - 27
    著者; 鹿熊 信一郎
  • サンゴ礁海域における多面的機能・里海・海洋保護区; 2010年
    発表情報; 漁港, 52, 3, 38 - 45
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 多面的機能の実際と漁業者・住民の役割 沿岸域における生態系保全と水産資源管理--沖縄県八重山のサンゴ礁海域を事例として (第50回[地域漁業学会]シンポジウム特集) -- (シンポジウム 地域漁業と漁村の多面的機能--条件不利化する漁村社会の活性化をめぐって); 2009年06月
    発表情報; 地域漁業研究, 49, 3, 67 - 89
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 離島漁業再生支援交付金を活用した沿岸資源管理 (特集 海と島の日本(3)); 2008年09月
    発表情報; しま, 54, 2, 50 - 57
    著者; 鹿熊 信一郎
  • フィリピンにおける沿岸水産資源・生態系の共同管理 : バナテ湾を中心とした最近の状況と沖縄との比較; 2003年12月
    発表情報; 国立民族学博物館調査報告 = Senri Ethnological Reports, 46, 247 - 264
    著者; 鹿熊 信一郎

原著論文

  • Satoumi Systems Promoting Integrated Coastal Resources Management: An Empirical Review; 2022年09月
    発表情報; Sustainability, 14, 1-21
    著者; Shinichiro Kakuma
  • バヌアツにおける親貝移植によるヤコウガイの資源増殖; 2021年10月
    発表情報; 地域研究, 27号, 1-19
    著者; 鹿熊信一郎・寺島裕晃
  • 海洋保護区を管理ツールとするフィリピンの村落主体沿岸資源管理; 2017年03月
    発表情報; 国際漁業研究, 15, 1, 1 - 26
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 里海の課題--里海とはどのようなものか? どうすれば里海をつくれるか?; 2011年08月
    発表情報; 地域研究, 8, 1 - 16
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 東南アジアにおける破壊的漁業と養殖--サンゴ礁保全とサンゴ礁漁業・養殖の両立をめざして; 2007年06月
    発表情報; 地域漁業研究, 47, 1, 137 - 160
    著者; 鹿熊 信一郎
  • サンゴ礁海域における海洋保護区(MPA)の多様性と多面的機能; 2007年
    発表情報; 日本サンゴ礁学会誌, 8, 2, 91 - 108
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 東南アジアにおけるサンゴ礁魚類の養殖、シアン化合物漁と活魚流通--香港での活魚流通とフィリピンでの簡易生簀養殖を例として; 2006年03月
    発表情報; 地域研究, 2, 155 - 161
    著者; 鹿熊 信一郎
  • モーリシャスにおける沿岸水産資源・生態系管理の課題と対策; 2006年03月
    発表情報; 地域研究, 2, 223 - 236
    著者; 鹿熊 信一郎
  • フィジーにおける沿岸資源共同管理の課題と対策(その2) : MPA・サンゴ礁保全・エコツーリズム; 2006年02月
    発表情報; 地域漁業研究, 46, 2, 241 - 260
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 沖縄周辺海域における大型浮魚礁による海洋観測; 2006年
    発表情報; 沿岸海洋研究, 44, 1, 39 - 44
    著者; 鹿熊 信一郎;太田 格
  • フィジーにおける沿岸資源共同管理の課題と対策(その1) : FLMMAと沿岸水産資源管理の状況; 2005年10月
    発表情報; 地域漁業研究, 46, 1, 261 - 282
    著者; 鹿熊 信一郎
  • フィリピンにおける沿岸水産資源共同管理の課題と対策 : パナイ島バナテ・ネグロス島カディス・ミンダナオ島スリガオの事例; 2004年10月
    発表情報; 地域漁業研究, 45, 1, 1 - 34
    著者; 鹿熊 信一郎
  • Coral reef fisheries co-management in tropic and subtropic regions; 2003年
    発表情報; 日本サンゴ礁学会誌, 2003, 5, 69 - 77
    著者; Kakuma Shinichiro

資料・解説・論説・研究報告・総合雑誌の論文

  • 沖縄県恩納村の里海~漁業者によるサンゴ礁保全再生技術~; 2023年07月
    発表情報; 環境技術, 52, 4, 13-16
    著者; 鹿熊信一郎
  • カリブ海諸国沿岸水産資源管理プロジェクト調査-里海アプローチによる資源管理・生態系保全-; 2021年00月
    発表情報; 地域研究, 25, 印刷中
    著者; 鹿熊信一郎
  • OTEC排水高度利用のためのスジアオノリ養殖技術開発; 2021年00月
    発表情報; 『海洋エネルギー研究センター報告 「OTEC」』, 26号, 35-42
    著者; 鹿熊信一郎・甲斐哲也・白樫美来・照屋清之介
  • 日高健 著『里海マネジメント論』; 2023年06月
    発表情報; 沿岸域学会誌, 36, 1, 14
    著者; 鹿熊信一郎
  • 里海; 2022年06月
    発表情報; 水面上の生命, 61-62
    著者; 鹿熊信一郎
  • 県産クルマエビの種苗生産・養殖技術高度化試験-クルマエビの夏季飼育・出荷技術の開発-; 2021年00月
    発表情報; 令和元年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 4-11
    著者; 鹿熊信一郎・荒井政年・白樫美来
  • 県産クルマエビの種苗生産・養殖技術高度化試験-クルマエビの夏季飼育・出荷技術の開発-; 2020年00月
    発表情報; 平成30年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 4-8
    著者; 鹿熊信一郎・荒井政年・稲荷陽子・向山豊
  • フィジーにおける海洋保護区のトランスディシプリナリー研究 (特集セクション アジア太平洋のサンゴ礁・沿岸環境保全・管理における日本の役割); 2019年11月
    発表情報; 日本サンゴ礁学会誌 = Journal of the Japanese Coral Reef Society, 21, 49 - 62
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 日本および海外における里海の広がりと課題 : 地域の人が密接に関わるアジア型環境保全・資源管理; 2019年10月
    発表情報; 地域研究 = Regional Studies, 24, 41 - 50
    著者; 鹿熊 信一郎;かくま しんいちろう;Kakuma Shinichiro;沖縄県海洋深層水研究所
  • 夏季出荷における輸送途中の死亡防止策 (業界 国産クルマエビ養殖 : 産地・差別化・飼料・魚病・輸送); 2019年06月
    発表情報; 養殖ビジネス = Aqua culture business, 56, 7, 44 - 46
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 県産クルマエビの選抜育種; 2019年00月
    発表情報; 平成28年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 6-7
    著者; 鹿熊信一郎・石川貴宜
  • 県産クルマエビの選抜育種; 2019年00月
    発表情報; 平成29年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 14-16
    著者; 鹿熊信一郎・石川貴宜
  • 県産クルマエビの種苗生産・養殖技術高度化試験-クルマエビの夏季飼育・出荷技術の開発-; 2019年00月
    発表情報; 平成29年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 17-19
    著者; 鹿熊信一郎・石川貴宜
  • 深層水を利用した有性生殖法によるサンゴ種苗生産技術の研究-深層水の高濃度栄養塩が稚サンゴに与える影響-; 2019年00月
    発表情報; 平成29年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 24-26
    著者; 鹿熊信一郎・照屋清之介・石川貴宜
  • 県産クルマエビの種苗生産・養殖技術高度化試験-催熟餌料としてのゴカイ養殖技術開発-; 2019年00月
    発表情報; 平成29年度沖縄県海洋深層水研究所研究業務報告, 20-23
    著者; 鹿熊信一郎・荒井政年・石川貴宜
  • バヌアツ「豊かな前浜プロジェクト」調査報告; 2017年03月
    発表情報; 国際漁業研究, 15, 1, 79 - 97
    著者; 鹿熊 信一郎
  • 途上国における村落主体沿岸資源管理評価ツール; 2016年09月
    発表情報; 地域研究 = Regional studies, 18, 51 - 67
    著者; 鹿熊 信一郎;Kakuma Shinichiro;沖縄県海洋深層水研究所
  • DOWAS NEWS ハワイ島NELHAにおけるアワビ養殖; 2016年03月
    発表情報; 海洋深層水研究, 16, 3, 104 - 106
    著者; 鹿熊 信一郎
  • フィリピン・ビサヤ海におけるタイワンガザミ漁業; 2013年03月
    発表情報; 地域研究, 11, 75 - 85
    著者; 鹿熊 信一郎;Kakuma Shinichiro;沖縄大学地域研究所;沖縄県八重山農林水産振興センター
  • 沿岸水産資源・生態系管理のための問題解決型アプローチ--共同管理・順応的管理にむけて (アジア太平洋島嶼域の国際開発協力における持続的な漁業への提言); 2008年03月
    発表情報; 日本水産学会漁業懇話会報, 54, 9 - 18
    著者; 鹿熊 信一郎

その他講演

  • 沖縄県における里海づくりの歴史・現状・課題; 2019年12月
    発表情報; 里海カンファレンス in 恩納村 2019-“沖縄の里海から”世界一サンゴにやさしい島をめざして-基調講演
    著者; 
  • Coastal Fisheries Co-Management in Okinawa; 2019年03月
    発表情報; Satoumi Workshop in Saint Lucia
    著者; 
  • Introduction of Satoumi Concept; 2019年03月
    発表情報; Satoumi Workshop in Saint Lucia
    著者; 
  • Satoumi Approach in MPA Management; 2019年03月
    発表情報; Satoumi Workshop in Saint Lucia
    著者; 
  • Coral Reef Conservation in Onna Village, Okinawa; 2018年12月
    発表情報; ROPME & JICA Work Shop in Tokyo
    著者; 
  • Cases on International Network of Community-led Marine Protected Areas; 2018年09月
    発表情報; Transdisciplinary Science in Practice (Fukuoka)
    著者; 


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