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情報伝達を行うために重要なものとは? : 動物の写真を用いての演習より

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2019年12月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
秋永 和之, 梅崎 節子, 柴山 薫, 野中 良恵, 高橋 公一
題名:
情報伝達を行うために重要なものとは? : 動物の写真を用いての演習より
発表情報:
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 巻: 21 号: 2 ページ: 27-35
キーワード:
概要:
大規模災害等で行われている情報伝達は、相手が目の前にいることは少なく「通信機器を用いての情報伝達が多い」「災害の規模が大きいほど情報の混乱が起きる」「本人の思い込み」などの理由から、情報伝達がうまく機能しないことが研究報告等で指摘されている。今回、394名の看護学生を対象に、通信機器をメインとした時の情報伝達の際、どのような情報を収集し、どのように相手に伝えると情報伝達がうまくいくのかについて、犬と猫の写真を用い、2群の比較(それぞれの写真を見た群)を行った。送り手の自由記載の結果より、「情報は細かく収集し詳細に伝えるほうがよい」「イメージの共通認識には知識やお互いの確認が必要」「細かく収集した情報でも、お互いに共通認識の用語でなければ伝えるのは困難」という内容が得られた。送り手から聞いた情報が受け手のイメージしたこととあっていたかどうかについては、両群とも受け手は有意な差はなかった。また、送り手に関しては犬の写真を見た送り手よりも、猫の写真を見た送り手の方が伝えることが出来たと感じていた(p=0.005)。送り手が収集した情報が相手に伝わるには、送り手、受け手それぞれが共通認識できる知識やイメージ、表現がなければ、伝わりにくいということが考えられた。
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
What is important for communication? : From an exercise using photographs of animals
Announcement information:
Journal of Biomedical Fuzzy Systems Association Vol: 21 Issue: 2 Page: 27-35


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