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骨盤リンパ節転移を有する子宮頸癌術後放射線療法/化学放射線療法: 全国調査

発表形態:
招待講演・特別講演(学会シンポジウム等での講演を含む)
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2016年10月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
徳丸 直郎、若月 優、宇野 隆、兼安 祐子、楮本 智子、播磨 洋子、野田 真永、新部 譲、島ノ江 千里、戸板 孝文
題名:
骨盤リンパ節転移を有する子宮頸癌術後放射線療法/化学放射線療法: 全国調査
発表情報:
第54回日本癌治療学会学術集会, 2016, 10, 20-22
キーワード:
臓器別:子宮 手法別:放射線治療
概要:
[目的]本邦の多施設共同研究により,骨盤リンパ節陽性の子宮頸癌術後放射線療法/化学放射線療法の治療成績を明らかにすること. [方法]本邦の9施設において, 2000年から2009年に放射線療法が施行された骨盤リンパ節(LN)腫大を有する子宮頸癌術後症例145例のうち, 組織学的にLN陽性が確認された137例を対象とした. 年齢: 中央値48歳(26-76歳), pT stage: 1a/1b1/1b2/2a/2b/3a以上=1/42/17/20/54/3, LN個数: 125例で判明し, 中央値2個(1-18個), 組織型: 扁平上皮癌/非扁平上皮癌=105/32例, 全137例に骨盤部外照射が施行され(線量中央値:50Gy), 65例(48%)に腔内照射が施行された. 74例(55%)に化学療法が施行された. [結果] 経過観察期間中央値は71か月, 5年全生存率, 5年無病生存率, 5年骨盤内無再発生存率はそれぞれ78.8%, 60.8%, 90.1%だった. LN陽性2個以上と, T-stage 2b期以上が再発のrisk因子と考えられた(p=0.004, p=0.036). G1-4 と G3-4の晩期有害事象が55例(40%), 11例(8%)に認められた. G4は小腸3例, 膀胱1例, 大腸1例だった. 下腿浮腫は36例(27%)に認められ, 高年齢(51歳以上)が下腿浮腫のrisk因子だった(p=0.004). [結論] 骨盤リンパ節転移を有する子宮頸癌に対する術後放射線療法は, 良好な成績が得られた. 2個以上のLN陽性症例と, T-stage 2b期以上の症例では, 注意深い経過観察が必要と思われる.
抄録:
第54回日本がん治療学会学術集会抄録集

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