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著者:山崎 加奈枝, 福森 則男, 植田 美穂, 木本 晶子, 堀 恵子, 坂本 麻衣子, 小田 康友題名:医学生の医行為実施状況からみた診療参加型臨床実習の実態調査発表情報:医療職の能力開発 巻: 7 号: 1 ページ: 27-36キーワード:概要:【目的】診療参加型臨床実習中に医学生が実施した医行為の実施状況を実習全体および診療科別に分析し、得られた結果から「診療参加型臨床実習」を実質化するための方向性を検討する。【方法】2017年度に佐賀大学医学部附属病院で臨床実習を実施した医学科5年生99名を研究対象にした。『医学教育モデル・コア・カリキュラム平成28年度改訂版』「G臨床実習」の「基本的診療技能」25項目と「基本的臨床手技」35項目の全60項目の医行為について自己記入式調査票で調査した。実施の程度を「指導医の指導をうけて監視外で実施した」「指導医の監視下で実施した」「介助した」「見学した」「経験なし」の5段階で回答させた。【結果】基本的診療技能は、全ての項目で実施者の割合は50%を超えていた。「医療面接(病歴聴取)」、「胸部視診・触診・打診」、「呼吸音の聴診」、「心音と心雑音の聴診」で100%だった。多くの基本的臨床手技の実施者の割合は低く、とくに「脳波検査」「妊娠反応検査」「眼球に直接触れる治療」では低かった。診療科によって医行為の実施者の割合に差異があったが、コア診療科全体では40項目で実施者の割合が50%を超えていた。【結論】医学生が臨床実習中に実施した医行為は、基本的診療技能の方が基本的臨床手技より実施程度は高かった。全診療科をローテーションすることで相補的に医行為の実施者の割合が高くなっていた。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 7 Issue: 1 Page: 27-36