日本語フィールド
著者:吉岡剛彦 読み: ヨシオカタケヒコ題名:世界をリネームせよ!──名前のための“臨床的”闘争発表情報:後藤正英=吉岡剛彦編『臨床知と徴候知』作品社 ページ: 30-58キーワード:概要:本稿では、事物に付される「名前」の意義と威力(暴力性と革新力)を、バス停名や、日本海呼称問題、成人病/生活習慣病、防犯/監視カメラなど、さまざまな具体例を示しつつ検討した。名前とは、われわれの認識を枠づける規定力と、名づけられた者を特定の表象の下に歪曲化・矮小化する権力性を有するものである。こうした名前の功罪を踏まえ、本稿では、主にフェミニズムの実践を参照しながら、名前を変えるというリネーム(名づけ直し=名づけ返し)によって、われわれの認識を問いなおし、特定の者たちが負の表象と苦悩を強いられている現状に対して異議申立てを行ないうる可能性を占めそうと試みた。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Page: 30-58