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「そんなの皆んなで決めないでくれ」と言う──住民投票の対象事項画定問題を糸口にして

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2007年01月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
吉岡剛彦
題名:
「そんなの皆んなで決めないでくれ」と言う──住民投票の対象事項画定問題を糸口にして
発表情報:
九州法学会『九州法学会会報(2006年号)』 ページ: 62-67
キーワード:
概要:
日本法社会学会九州支部により企画されたミニシンポジウム「市民的公共性/公共圏のゆくえ」(主催:江口厚仁九大教授)の一シンポジストとして報告したものの活字化。住民投票の対象事項画定問題(民主的決定=多数決原理の限界点)とは「皆んなで決めても良いこと/皆んなで決めるべきではないこと」の境界線をめぐる問題だが、これを社会のマジョリティ(「皆んな」)が決めていること(支配的公共圏)に対してマイノリティの側が異議申立て(クレイム)を行ない、そこで前提(自明視)されている「公/私」の線引きそれ自体の問い直しを迫る「対抗的公共性」論の問題と解釈してみた。いわゆる「民主主義」の名のもとに多数決で決められようとしている事態に抗して「そんなの皆んなで決めないでくれ」と異議を申し立てる言論空間(活動体)としての「対抗的公共圏」の構想を提示した。
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Page: 62-67


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