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著者:吉岡剛彦題名:公共空間生成の端緒としての「住まうこと」──千葉・稔台オウム信者転入拒否騒動を素材とした試論的考察発表情報:仲正昌樹編『叢書アレテイア6巻:ポスト近代の公共空間』御茶の水書房 ページ: 291-317キーワード:概要:特定集団の地域移入に対する排斥運動(施設コンフリクト)問題研究の延長として、全国各地で頻発し、社会問題化している「オウム信者に対する転入拒否(住民票不受理)」事件について、法哲学的な分析検討を試みた。千葉・稔台地区で生じたオウム騒動を、現地調査を加えつつ考察対象とした。その際、居住権論など、人間にとっての「住まうこと」の意義を手がかりに〈まず「住まうこと」をキープする〉(地域移入者については、それが誰であれ、少なくとも当座ひとまずは正当な理由が無い限り追い出してはならない)ことが「公共空間(公共性)」生成の端緒(第一条件)となるのではないか、との試論を行なった。さらに「住まうことを確保する(追い出さずに済む)」ことを可能化する個別具体的方策(生活現場のささやかなワザ)の収集分析の必要性にも言及した。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Page: 291-317