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著者:吉岡剛彦題名:「カルト集団」の住民登録は拒否してよいのか発表情報:竹下賢=福井康太編『はじめての法学』成文堂 ページ: 149-162キーワード:概要:法学初学者を念頭に置いた教科書の一章として「オウム真理教信者に対する住民票受理拒否事件」の問題を考察・解説した。実際に、オウム信者の転入騒動が起こった千葉県松戸市の稔台地区を訪ね、実地調査を行なった。稔台騒動を具体的素材としつつ、住民登録(住民基本台帳法)制度、オウム信者排斥の原因となっている一連のオウム事件、住民票(転入届)不受理処分のもつ法的問題とそれに対する裁判例、信教の自由との関連などを通覧した。その上で、住民票不受理が信者の人権を侵害する処分であることを一方で強く心に留めながら、他方で住民の不安感・嫌悪感にも寄り添うことが、より深い「法的思考」ではないかと問題提起した。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Page: 149-162