日本語フィールド
著者:松本 明子, 田中 恵太郎, 市場 正良, 原 めぐみ, 西田 裕一郎, 島ノ江 千里題名:慢性炎症予防における生活習慣と遺伝的個体差の影響の検討発表情報:大和証券ヘルス財団研究業績集 号: 41 ページ: 117-123キーワード:概要:慢性炎症の介在因子である肥満と生活習慣、アルデヒド脱水素酵素2遺伝子(ALDH2)遺伝子多型との関連について検討した。疫学的検討では、一般住民572名(平均57.7歳)を対象とした。生活習慣とALDH2変異の交互作用は有意ではなかったものの、層別解析の結果、ALDH2*1/*1保有者では生活習慣との関連がみられず、ALDH2*1/*2保有者では飲酒と喫煙にそれぞれ負と正の関連が認められた。飲酒・喫煙とALDH2変異の交互作用項を加えた重回帰においてもALDH2変異とBMIの負の関連は有意であった。実験的検討ではAldh2ノックアウトマウスを用いた。レプチン濃度とアディポネクチン濃度について、エタノール濃度とAldh2遺伝子型の交互作用が認められた。変異型ALDH2保有者では、レプチンシグナリングとは独立した機序でエネルギー代謝系が亢進し、BMI低値に結び付いている可能性があると考えられた。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Issue: 41 Page: 117-123