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捺印細胞診を行ったAtypical polypoid adenomyoma(APAM)の1例

発表形態:
資料・解説・論説・研究報告・総合雑誌の論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2017年07月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
福田 亜紗子, 橋口 真理子, 甲斐 敬太, 西山 哲, 大隈 恵美, 野口 光代, 内山 倫子, 中尾 佳史, 相島 慎一, 横山 正俊
題名:
捺印細胞診を行ったAtypical polypoid adenomyoma(APAM)の1例
発表情報:
日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 巻: 48 ページ: 73-77
キーワード:
概要:
背景 Atypical polypoid adenomyoma(APAM)は主に子宮体部に発生する良性疾患である。類内膜腺癌との鑑別や、腫瘍掻爬(摘出)後の遺残、再発が問題となり、慎重な経過観察が必要である。術前診断に有用な特異的検査はほとんどなく、苦慮する。症例 40代未経産。健康診断で貧血を指摘され、婦人科を受診し子宮筋腫を指摘されていた。再検すると子宮内部に分葉状の腫瘤を新たに認め、当科紹介。体下部に周囲の子宮筋腫よりやや高エコーな腫瘤φ5cmを認めた。MRIでは体下部の腫瘤は拡散能の低下を伴い、造影後は不均一に増強され、悪性疑いであった。単純子宮全摘術、両側卵管切除術を施行した。病理所見は子宮体下部の隆起性病変では組織学的に平滑筋細胞が錯綜して増殖しており、その中に比較的強い細胞異型を伴う内膜腺が不規則に増生していた。内膜腺の中にはmoruleの形成も散見し、APAMに一致する所見であった。また、摘出した標本割面の捺印細胞診でも、増殖症様内膜の存在と異型に乏しい平滑筋細胞の存在、少量ながら扁平上皮化生も存在することから、APAMに矛盾しない所見であった。結論 腫瘍割面の捺印細胞診でAPAMに典型的な細胞像を認め、術中捺印細胞診がAPAM診断の一助となる可能性が示唆された。
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Vol: 48 Page: 73-77


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