日本語フィールド
著者:大坪美由紀,鈴木智惠子,佐藤珠美題名:北部九州3県における保育所看護師の保健活動の自信の特徴と影響要因発表情報:小児保健研究 巻: 79 号: 5 ページ: 486-493キーワード:概要:北部九州3県の保育所看護師の保健活動の自信の特徴と影響要因を明らかにすることを目的に,318人の保育所看護師を対象に質問紙調査を実施した。結果,保健活動の自信が高い項目は与薬,けがの処置,乳児保育,低い項目は災害対応,気になる子への対応,障がい児対応であった。保健活動の自信18項目を因子分析した結果,『日常保育の自信』,『インクルーシブ保育・地域連携活動に関する自信』の2因子が抽出された。『日常保育の自信』には保健活動実施数,感染症の早期発見・対応,関係機関との連携の実施,複数配置が正の影響を与え,延長保育実施施設は負の影響を与えていた。『インクルーシブ保育・地域連携活動に関する自信』には保健活動実施数,保護者への保健指導の実施,病児・病後児保育での健康観察の実施,地域子育て支援実施施設,クラス担任が正の影響を与え,子どもの健康管理の未実施,障がい児保育実施施設が負の影響を与えていた。『日常保育の自信』を高めるには,感染症対策や関係機関との連携などの保健活動を増やすこと,および看護師の複数配置の拡大が求められる。『インクルーシブ保育・地域連携活動に関する自信』を高めるには,クラス担任の立場を活かした保護者への保健指導,専門性を活かした健康管理や病児・病後児のケア,地域子育て支援などの保健活動を増やすことが必要である。(著者抄録)抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 79 Issue: 5 Page: 486-493