日本語フィールド
著者:北村早知香・松山郁夫 読み: キタムラサチカ・マツヤマイクオ題名:知的障害特別支援学校小学部における新入学児の情報共有発表情報:佐賀大学教育学部研究論文集 巻: 7 号: 1 ページ: 101-109キーワード:知的障害特別支援学校小学部、新入児童、小学部教員、関係機関、情報共有概要:知的障害特別支援学校小学部教員を対象に、新入児童の情報共有に対する捉え方を調査するために、無記名で独自に作成した質問紙調査を郵送により配布して回収した。217名の有効回答を分析した結果、新入学児の多くが、幼稚園、保育園、認定こども園、児童発達支援センター等を経ているため、小学部教員は入学前の児童の状態を把握して特別支援教育を行うことを重視している。①情報共有時期と入学後の情報共有について関連性を重視して捉えていく視点を持つ。②新入児童が幼児期に療育や保育を受けてきたことを前提に情報共有をする。③新入児童の保護者との連携をどのように発展させれば健やかな成長や発達に繋がるのかを検討する。④新入児童の教育を行うために把握すべき項目を検討する。⑤新入児童の入学前の所属機関との情報共有を確実にする。等が求められると示唆された抄録:本研究では、知的障害特別支援学校小学部へ入学する児童に対して、小学部教員がどのように関係機関と情報共有をしているのか、また情報共有に対してどのように捉えているのかを明らかにすることを目的としている。そのため、知的障害特別支援学校小学部教員217名の有効回答を分析し、新入学児の情報共有について検討した。その結果、小学部教員は、情報共有時期と入学後の情報共有については、その関連性を重視して捉える、新入児童が幼児期において「豊かな感性と表現」、「健康な心と体」、「社会生活との関わり」を目標とする療育や保育を受けてきたことを前提にして情報共有を行う、児童の保護者との連携をどのように発展させていけば、児童の健やかな成長や発達に繋がるのかを検討する、これらの必要性が考察された。英語フィールド
Author:Sachika KITAMURA Ikuo MATSUYAMATitle:Information Sharing about New School Children in the Elementary Department
of Schools for the Intellectually DisabledAnnouncement information: Vol: 7 Issue: 1 Page: 101-109