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著者:石黒春香・松山郁夫 読み: イシグロハルカ・マツヤマイクオ題名:知的障害特別支援学校における自閉症がある児童生徒の人間関係づくりに対する教員の捉え方」 発表情報:佐賀大学教育学部研究論文集 巻: 7 号: 1 ページ: 85-92キーワード:知的障害特別支援学校、教員自閉症のある児童生徒、人間関係づくり、
人間関係の形成概要:知的障害特別支援学校の教員を対象に、児童生徒の人間関係の形成を目指した関わりについて重視する度合いを問う、無記名で独自に作成した質問紙調査票を郵送により配布して回収した。925名の有効回答を学部間で分散分析により分析した結果、①人間関係の形成を目指した全般的な支援。②小学部の場合、自分にかかわる者の存在に気づく、表情や仕草を用いて自分の気持ちを伝える、体験的な活動を通して自分の得意なことを増やす、集団に参加するための手段やルールを身につける。③中学部の場合、他者の気持ちを理解する、相手と気持ちを分かち合う。④小学部と中学部の場合、本人ができる活動を設定し、成就感を味わえるようにする、自信を持てるように働きかける、自己に肯定的な感情を高めていく。等が、児童生徒の人間関係の形成にとって重視すべきだと捉えていると示唆された抄録:本研究の目的は、知的障害特別支援学校の教員が、自閉症のある児童生徒の人間関係づくりに対してどのように捉えているのかを明らかにすることである。児童生徒の人間関係の形成を目指した関わりについて、重視する度合いを問う、無記名で独自に作成した質問紙調査票を郵送により配布して回収した。925名の有効回答を分析した。教員は人間関係の形成を目指した支援全般、特に、小学部教員は、自分にかかわる者の存在に気づく、表情や仕草を用いて自分の気持ちを伝える、体験的な活動を通して自分の得意なことを増やす、集団に参加するための手段やルールを身につける、中学部教員は、他者の気持ちを理解する、相手と気持ちを分かち合う、各学部共通として、相手の言葉や表情などから相手の気持ちを分かろうとすること等を重視していると考察された。英語フィールド
Author:Haruka ISHIGURO* Ikuo MATSUYAMATitle:Perceptions of Teachers for Building Interpersonal Relationships of Students with Autism Spectrum Disorder in Special Support Schools of Intellectual DisabilitiesAnnouncement information: Vol: 7 Issue: 1 Page: 85-92