日本語フィールド
著者:松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ題名:神経発達症における発達性協調運動症に対する捉え方発表情報:九州生活福祉支援研究会研究論文集 巻: 16 号: 1 ページ: 21-29キーワード:発達性協調運動症、併発症、生理学的・心理学的研究、小脳機能、書字障害概要:本研究では、発達性協調運動症における状態、併発症、生理学的・心理学的研究、小脳機能の問題、書字障害、支援に関して記述されてある34論文を収集し、発達性協調運動症における併発症も含めた、現時点での疫学的・生理学的・心理学的研究の状況を検討した。他の発達障害に併発しやすいこと、特に自閉スペクトラム症の状態像も考慮して運動障害について捉える必要がある。運動をする際の内部モデリングには、周期的調整とタイミング、姿勢と歩行のダイナミックな制御とそれを妨げる特性がある。運動制御、学習や認識に関する問題があるため、運動制御と関連する皮質のネットワークに問題がある等、運動発達と認知発達に関する機能に問題がある。これらの考察がなされた。抄録:発達性協調運動症に関して、①他の発達障害に併発しやすい。②運動をする際の内部モデリングには、周期的調整とタイミング、姿勢と歩行のダイナミックな制御とそれを妨げる特性。③運動制御、学習や認識に関する問題があるため、運動制御と関連する皮質のネットワークに問題。④運動の不器用さの情報処理過程への影響は、運動実行後の処理に限定。⑤小脳機能の低さは、発達性協調運動症・注意欠如多動症・自閉スペクトラム症等の発達障害に認められる併発症に影響。⑥運動制御と関連する皮質のネットワーク、運動実行後の処理に限定された運動処理、小脳と頭頂葉の機能不全、構音のメカニズム等、運動発達と認知発達に関する機能に問題。⑦複数の障害が併存する場合には、これらの要素が単独または複合的に影響し、書字の問題が生起。⑧自己肯定感の低下を招かないような配慮をすることが不可欠。これらがあると示唆された。英語フィールド
Author:Ikuo MATSUYAMATitle:Perspective of Developmental Coordination Disorders of Neurodevelopmental DisordersAnnouncement information: Vol: 16 Issue: 1 Page: 21-29