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知的障害特別支援学校小学部の児童の自立に対する教員の認識

発表形態:
一般講演(学術講演を含む)
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2020年12月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
知的障害特別支援学校小学部の児童の自立に対する教員の認識
発表情報:
日本福祉心理学会第18回研究大会(オンライン大会2020.12.5-6)
キーワード:
知的障害特別支援学校、小学部児童、自立、小学部教員
概要:
本研究では、知的障害特別支援学校小学部の児童の自立に対する小学部教員の捉え方について検討した。知的障害特別支援学校小学部教員を対象として、知的障害児の自立を目指した支援に対して意識する度合いを問う、独自の質問を記載した質問紙調査票による調査を実施した。48か所から247名の有効回答があった。小学部教員は、知的障害児の活動全般に亘って働きかけることに関心を向けている傾向があり、そのなかでも特に、情緒の安定に関する働きかけを心がけていることが窺えた。因子分析等によって、小学部教員は「社会適応力を高めること」、「健康な生活を維持できるようにすること」、「自他への理解を深めること」の3視点から自立を捉え、この順に関心を向けながら、知的障害のある児童の自立を目指した指導をしているものと考察された。
抄録:
本研究では、知的障害特別支援学校の児童の自立に対する小学部教員の捉え方について明らかにすることを目的とした。小学部教員を対象として、知的障害のある児童の自立を目指した支援に対して意識する度合いを問う、独自の質問を記載した質問紙調査票を郵送にて配布し回収した。48か所の知的障害特別支援学校小学部の教員247名からの有効回答が得られた。これらに対して平均値・標準偏差を算出し、因子分析を行った。各因子のCronbachのα係数も求め、各因子別と全体としての内的一貫性の検証も行った。Shapiro-Wilk検定によって正規分布に従わないと判断された場合Friedman検定を行い、多重比較にはWilcoxonの符号付き順位検定にBonferroniの不等式を適用した。小学部教員が児童の自立を捉える際、「社会適応力を高めること」、「健康な生活を維持できるようにすること」、「自他への理解を深めること」の3視点があり、この順に関心を向けながら、児童の自立を目指した指導にあたっていると示された。

英語フィールド

Author:
Ikuo MATSUYAMA
Title:
Perceptions of Teachers to Independence of Children with Intellectual Disabilities in Special Support Schools: Elementary School Level
Announcement information:


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