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自閉症・情緒障害特別支援学級における児童の社会性を育む自立活動の実践

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2021年03月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
林田真一・松山郁夫  読み: ハヤシダ シンイチ ・ マツヤマ イクオ
題名:
自閉症・情緒障害特別支援学級における児童の社会性を育む自立活動の実践
発表情報:
佐賀大学教育実践研究 号: 39 ページ: 59-72
キーワード:
自閉症・情緒障害特別支援学級,自立活動,ソーシャルスキル・トレーニング,指導者の自己開示
概要:
小学校自閉症・情緒障害特別支援学級の自立活動において,日常生活の中で起こるトラブルや学校行事,諸活動に応じたSSTを活用することが,各児童の社会性の育ちにどのような影響を及ぼすのかを検討した。①今回のSST実践と交流学級における自閉症・情緒障害特別支援学級C組児童の関わりから,児童の状態や状況に応じたSSTの実施は,児童に対して各時間のSSTのめあてを自らのめあてと受けとめさせるのに効果があった。②担任の自己開示は,自分たちの課題は身近な多くの人の課題なのだと理解させることに役立ち,そのことがSSTへの活動の意欲に繋がった。③児童はロールプレイで演じる中で対人関係など社会的能力への意識を高め,その能力を身に付けようとする意欲を持った。④ストレングス視点からのナラティヴ・アプローチによるSSTは児童の社会性の発達を促す。以上が考察された。
抄録:
小学校自閉症・情緒障害特別支援学級の自立活動で,各児童の課題を明確にして日常生活の中で起こるトラブルや学校行事,諸活動に応じたSSTを実施した。その際,担任はロールプレイで児童と共に演じ,担任の自己開示も含めて全員が感想を述べあった。12時間の実践後,SEL-8S自己評定尺度と独自の質問紙票による調査をし,回答に含まれる意味内容から,本実践は各児童の承認感の高め,社会性の育ちの一助になることが示唆された。

英語フィールド

Author:
Shinichi HAYASHIDA Ikuo MATSUYAMA
Title:
Practice of Independent Activities for the Development of Children's Social Competence in the Autism Spectrum and Emotional Disorder Class
Announcement information:
Issue: 39 Page: 59-72


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