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知的障害特別支援学校の児童生徒における姿勢の特徴

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2021年03月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
山本 七彩  松山 郁夫 読み: ヤマモト ナナセ   マツヤマ イクオ
題名:
知的障害特別支援学校の児童生徒における姿勢の特徴
発表情報:
九州生活福祉支援研究会研究論文集  巻: 14 号: 2 ページ: 31-40
キーワード:
知的障害特別支援学校、知的障害のある児童生徒、姿勢
概要:
本研究では、知的障害のある児童生徒における姿勢の状態について明らかにするとともに、姿勢を改善する教育的支援について検討した。被験児54名全体における「横姿勢パターン」で見た姿勢については、児童生徒の9割に問題が認められた。小学部では「フラットバック」、中学部、高等部と学年が上がるにつれて、「猫背」の割合が増えていた。中学部と高等部に大きな姿勢パターンの変化はなく、小学部と中学部の間に変化があるため、体の成長によって姿勢にも変化が表れ、前屈みの姿勢が定着する。したがって、早期の姿勢改善と特別支援教育における姿勢の改善のための教育プログラムの開発とその継続した支援、姿勢のゆがみや不適切な姿勢パターンを予防するための教育的支援の重要性が考察された。
抄録:
知的障害特別支援学校の児童生徒54名の姿勢を測定・分析した。その結果、横姿勢パターンで見た対象児の姿勢については、知的障害のある児童生徒の1割程度が理想に近い横姿勢のパターン、5割近くが猫背、3割程度がフラットバック、それ以外の1割程度が、反り腰もしくは猫背+反り腰のパターンを示していた。猫背については、中学部と高等部で顕著にみられる姿勢パターンであること、フラットバックについては小学部(児童)に顕著にみられる姿勢パターンであることが示唆された。知的障害のある児童生徒の多くに姿勢に関する問題があるため、知的障害特別支援学校における児童生徒の姿勢の評価をして、姿勢を改善するための教育的支援の重要性が考察された。

英語フィールド

Author:
Nanase YAMAMOTO  Ikuo MATSUYAMA
Title:
Characteristics of the Body Posture of Children in Special Education School for Intellectual Disability
Announcement information:
Vol: 14 Issue: 2 Page: 31-40


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