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縄文時代における生活の質と他者を思いやる福祉の心

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2020年03月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
縄文時代における生活の質と他者を思いやる福祉の心
発表情報:
九州生活福祉支援研究会研究論文集 巻: 13 号: 1 ページ: 35-43
キーワード:
縄文人、土偶、愛着、精神性、他者を思いやる福祉の心
概要:
本研究では、縄文人における定住生活と生活の安定の状況、他者を慈しんだり思いやったりする福祉の心の形成について考察した。縄文時代早期の集落における生活、縄文時代中期から晩期にかけての土偶や人骨の状況等を検討した。その結果、縄文人は、子供が特定の他者に対して持つ愛着の重要性を認識していた。また、抽象的思考や表現、言語能力を共有し、私達と同じように精巧な職人技や奇抜さを評価していた。さらに、骨折で動けな
抄録:
本研究によって、縄文人は縄文時代早期に既に豊かな文化を生み出し、縄文時代前期から中期には広範な集落を発達させ、豊かな食生活を送り、板状土偶の胸部顔表現から普遍的な美意識を持っていた。縄文時代中期から晩期には、子孫繁栄・安産や死者の再生という願いや信仰の象徴が土偶として表現され、子供が特定の他者に対する愛着の重要性を認識していた。また、日常生活に支障をきたす人の世話がなされ、要介護の人の看護や介護を

英語フィールド

Author:
Ikuo MATSUYAMA
Title:
Quality of Life and Caring Heart for Others in the Jomon Period
Announcement information:
Vol: 13 Issue: 1 Page: 35-43


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