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日本人における幕末から明治期にかけての子供と子育てに対する見方

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2020年01月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
日本人における幕末から明治期にかけての子供と子育てに対する見方
発表情報:
佐賀大学教育学部研究論文集 巻: 4 号: 1 ページ: 173-180
キーワード:
幕末から明治期 日本人 子供 子育ての価値観
概要:
日本の幕末から明治初期における子供や子育てに対する捉え方を考察した。モースが著わした「日本その日その日」(石川欣一訳)の子供と子育ての様子を明確に記述した箇所を検討した。子供は「他者を気遣う態度を持っていること」、「勤勉で知識があること」、「好奇心が強く楽しく工夫して遊んでいること」、「物優しく育てられていること」、「赤ちゃんの世話をする習慣とそれにより身体が強いこと」、「社会的規範を守ること」、「芸術や自然の美に対して敏感なこと」、および「母親は赤ちゃんに対して穏やかに接していること」の8見解が示唆された。これらは、当時の日本の子供の様子や子育てに対する価値観を表していると考えた。
抄録:
モースの記述を分析すると、子供について「他者を気遣う態度を持っていること」、「勤勉で知識があること」、「好奇心が強く楽しく工夫して遊んでいること」、「物優しく育てられていること」、「赤ちゃんの世話をする習慣とそれにより身体が強いこと」、「社会的規範を守ること」、「芸術や自然の美に対して敏感なこと」、および「母親は赤ちゃんに対して穏やかに接していること」の見解からなっていた。これらは当時び日本の子供の様子や子育てに対する態度を表し、子供に対して他者を気遣うように物優しく育てられ、社会全体で子供を大切にする風潮があったと考察された。

英語フィールド

Author:
Ikuo MATSUYAMA
Title:
Japanese Recognition for Children and the Child Care from Late Tokugawa Period to Meiji period
Announcement information:
Vol: 4 Issue: 1 Page: 173-180


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