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著者:松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ題名:自閉症の状態に対する家族と生活支援員の捉え方発表情報:佐賀大学文化教育学部研究論文集 巻: 20 号: (2) ページ: 91-96キーワード:自閉症児者、状態、自閉症児者を有する家族、障害者支援施設、生活支援員概要:本研究の目的は、自閉症児者の状態に対する家族と障害者支援施設の生活支援員の捉え方を比較検討することである。質問紙調査の結果、乳幼児期から継続する視線の合いにくさは、自閉症児者に日常的に接する時間が長い家族と生活支援員共に変化させるのが困難と認識している。自閉症児者を有する家族は、周囲とコミュニケーションの困難さに問題意識が高いため、困った
ときに周囲に助けを求めるのが難しいことを問題視している。障害者支援施設においては自閉症児者の不適応行動に対応し、減少させていくことが不可欠であるため、生活支援員は、自傷、他害、異食等の不適切行動への関心が高い。生活支援員は、自閉症児者が意思・感情を表現することや言葉の意味を理解するのが困難なこと、およびこだわりが強い、視線が合いにくい、コミュニケーションが一方的なことを問題視している。以上が考察された。抄録:本研究では、自閉症児者の状態に対する家族と障害者支援施設の生活支援員の捉え方を比較検討するため、自閉症児者の家族260名と障害者支援施設の生活支援員393名を対象として、自閉症児者の状態に対する意識の程度を問う、独自の質問を記載した質問紙票による調査を実施した。その結果、家族と生活支援員共に視線の合いにくさを変化させるのは困難と感じている。家族は困ったときに周囲に助けを求めることの困難さを問題視している。生活支援員は自傷、他害、異食等の不適切行動に対する関心が高い。また、意思・感情を表現することや言葉の意味を理解することを困難と捉え、こだわりが強い、視線が合いにくい、コミュニケーションが一方的なことを問題視している。以上が考察された。英語フィールド
Author:Ikuo MATSUYAMATitle:Recognition of Symptoms of Autism in Families having a Person with Autism and Social WorkersAnnouncement information:Recognition of Symptoms of Autism in Families having a Person with Autism and Social Workers Vol: 20 Issue: (2) Page: 91-96