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自閉症児者への余暇支援に対する家族の捉え方

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2015年08月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
自閉症児者への余暇支援に対する家族の捉え方
発表情報:
佐賀大学文化教育学部研究論文集 巻: 20 号: 1 ページ: 135-141
キーワード:
自閉症 自閉症児者を有する家族 余暇支援
概要:
本研究では、自閉症児者を有する家族に対して質問紙調査を行った。有効回答である189名のデータを分析した結果、自閉症児者を有する家族は、自閉症児者の生活の場における余暇活動について、穏やかに過ごせること、個人差を考慮すること、楽しい過ごし方を見つけること、楽しめるものを継続すること、および成人期になる前に、地域において有意義な余暇を過ごす技能を身につけるだけでなく、余暇活動の場ができるだけ広がることを望んでいると示唆された。このため、地域において自閉症児者の余暇活動に関するソーシャルネットワークを促進することで、より有意義な余暇支援がなされるようになるものと考察された。
抄録:
本研究では、自閉症児者への福祉施設や学校等生活の場における余暇支援に対して、自閉症児者を有する家族がどのように捉えているのかを、成人期とそれ未満の年齢の場合を比較して明らかにすることを目的としている。質問紙調査は自閉症児者を有する家族に対して、独自に作成した自閉症児者に対する福祉施設や学校等生活の場における余暇支援に対して意識する度合いを問う42項目により行った。分析は有効回答である189名のデータを基に、「20歳未満群」と「20歳以上群」の各項目間の平均値を比較すると9項目において有意差が認められた。自閉症児者を有する家族は、成人期になる前に、余暇を過ごす技能の獲得や様々な余暇活動の体験等を強く望んでいること等が考察された。

英語フィールド

Author:
Ikuo Matsuyama
Title:
Recognition of Families on the Activity Support for the Leisure Activity of Children and Adolescents with Autism
Announcement information:
Vol: 20 Issue: 1 Page: 135-141
Keyword:
autism leisure activity


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