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徘徊が認知症高齢者の状態に対する介護職員の捉え方に及ぼす影響

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2010年08月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
徘徊が認知症高齢者の状態に対する介護職員の捉え方に及ぼす影響
発表情報:
佐賀大学文化教育学部研究論文集 号: 1 ページ: 159-165
キーワード:
認知症高齢者 徘徊 状態 介護職員
概要:
特別養護老人ホームの介護職員における認知症高齢者の状態に対する認識を明らかにするため、徘徊の有無による認識の違いを検討した。介護職員は徘徊の有無にかかわらず、認知症高齢者の状態に対して全般的に注意を向けていること、行動に関して暴力的な行動、異食、身体状態に関して、表情、顔色、ふらつき、体調、嚥下状態、睡眠、興奮を意識して見ようとしていること、徘徊のない者よりも徘徊のある者の方が、認知症の程度が重いと認識しているために、状態に対して気をつけて捉えようとする項目が多いことが示された。介護職員は徘徊のある認知症高齢者の状態を捉える際、身体状態を意識し、身辺自立を考慮しながら介護を行うことを重視していると考察した。
抄録:
特別養護老人ホームの介護職員における認知症高齢者の状態に対する認識を明らかにするため、質問紙調査を行い、徘徊の有無による認識の違いを検討した。介護職員は徘徊の有無にかかわらず、認知症高齢者の状態に対して全般的に注意を向けている。徘徊の有無に関わらず認知症高齢者の行動に関して暴力的な行動、異食、身体状態に関して、表情、顔色、ふらつき、体調、嚥下状態、睡眠、興奮を意識して見ようとしている。徘徊のない者よりも徘徊のある者の方が認知症の程度が重いと認識しているために、その状態に対して気をつけて捉えようとする項目が多い。以上が示された。介護職員は徘徊のある認知症高齢者の状態を捉える際、身体状態を意識し、身辺自立を考慮しながら介護を行うことを重視していると考えた。

英語フィールド

Author:
Ikuo Matsuyama
Title:
Influence on Recognition of Care Workers about the Condition of the Elderly with Dementia to wander
Announcement information:
Issue: 1 Page: 159-165
Keyword:
elderly with dementia wander condition care workers


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