MF研究者総覧

教員活動データベース

発達性失語症と診断されたM君:早期療育にたずさわる施設の立場から

発表形態:
一般講演(学術講演を含む)
主要業績:
その他
単著・共著:
単著
発表年月:
1986年08月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
発達性失語症と診断されたM君:早期療育にたずさわる施設の立場から
発表情報:
福岡市立心身障害福祉センター「みんなの広場」:自閉症とその周辺の子どもたち
キーワード:
発達性失語症 療育 
概要:
 福岡市立心身障害福祉センター情緒自閉部門の自閉症児の親子通園部門に3歳児の発達障害児の通園が始まった。精神遅滞はないが自閉症と同様に言語能力が低く、コミュニケーションをとることにも困難さが認められた。しかしながら疎通性があるため、発達性失語症としての状態像を示していると判断した。このため、個別療育では言語能力の向上を図ったところ、抽象概念が形成され、会話することが可能になった。4歳児になったときに幼稚園に入園することになり、同時にセンターでは学齢までの2年間月2回の個別療育を継続した。社会性も向上し、同年齢児と遜色のない発達レベルとなったため、地域の小学校に入学することになり、適応もなされているため療育を終えることとした。以上の経過と療育の留意点を考察した。
抄録:
 本研究では、福岡市立心身障害福祉センター情緒自閉部門の自閉症児の親子通園部門に3歳児の発達障害児の通園が始まった。精神遅滞はないが自閉症と同様に言語能力が低く、コミュニケーションをとることにも困難さが認められた。しかしながら疎通性があるため、発達性失語症としての状態像を示していると判断した。このため、個別療育では言語能力の向上を図ったところ、抽象概念が形成され、会話することが可能になった。4歳児になったときに幼稚園に入園することになり、同時にセンターでは学齢までの2年間月2回の個別療育を継続した。社会性も向上し、同年齢児と遜色のない発達レベルとなったため、地域の小学校に入学することになり、適応もなされているため療育を終えることとした。以上の経過と療育の留意点が示唆された。

英語フィールド

Author:
Ikuo Matsuyama
Title:
Support for child of developmental Aphasia
Announcement information:
Keyword:
developmental aphasia    support


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.