日本語フィールド
著者:吉田裕樹題名:6.サイトカインストーム 免疫の暴走が引き起こす致死的な全身炎症発表情報:実験医学 増刊 特集:パンデミック時代の感染症研究 病原体の病原性、多様性、生活環から新型コロナウイルスを取り巻く社会の動きまで, 第2章 病原体と宿主のイベント 巻: 39 号: 2 ページ: 249-256キーワード:概要:サイトカインは細胞間情報伝達分子であり、炎症・免疫反応の誘導や制御に重要である。炎症誘導作用の強い一群のサイトカインが過剰に産生されると、全身で炎症が生じ、致死的な多臓器不全が起こる。この病態をサイトカインストームとよぶ。新型コロナウイルス感染による重篤な病態は、このサイトカインストームにより形成されている。サイトカインストームの治療には、原因疾患の治療に加え、炎症・免疫抑制が必要とされ、またサイトカインやその受容体に対する抗体などが用いられる。一部のサイトカインは炎症抑制作用を示すことから、その治療応用が期待されている。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 39 Issue: 2 Page: 249-256