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肥前窯業圏における製品デザイン実践研究 : 第27回読売国際協力賞受賞のJICA「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」(GEM-JC)チームの受賞記念有田焼ピンバッジ製作を例に

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
分担執筆の共著
発表年月:
2022年03月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
三木 悦子, 田中 右紀 読み: ミキ エツコ, タナカ ユウキ
題名:
肥前窯業圏における製品デザイン実践研究 : 第27回読売国際協力賞受賞のJICA「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」(GEM-JC)チームの受賞記念有田焼ピンバッジ製作を例に
発表情報:
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 8 (2), No.2- 九州地区国立大学間の連携事業に係る企画委員会リポジトリ部会
キーワード:
ものづくり,陶磁器デザイン,職人の手業,デジタル技術,地域産業,伝統産業
概要:
抄録:
本研究は,江戸初期から続く有田焼を中心とした肥前地区の陶磁器産業の近年を,売上高の低下や生産方法の変化から変革期と捉え,今日までの肥前陶磁器産業の構造と生産の関係性を把握し,それを構成するそれぞれの役割りに細かく注視することで,デジタル技術を取り入れつつも,経験と手業で支えられてきた産地の優位性と,そこで必要とされる視点を明確にしていく。有田焼のピンバッチ製作を事例として,産地におけるものづくりが企画段階からどのような思考や過程を経て最終的に焼物になっていくのかを細かく記し,伝統産業・地域産業,ひいては肥前地区固有の手法等,産地の現状を提示する。有田焼の産業構造を構成する窯元,石膏型設計・切削業者,釉薬製造業,転写業,大学が連携し,製品の外観や機能の確認の為に作る原形作り(モックアップ),作業の効率化,製造リスクの軽減,コストの削減,それらの為のデザインの変更など,デジタル技術と職人の手業による具体的な対応が見出される。これらを今後の産地におけるものづくりの参考とし,ものづくりの在り方や,新しい需要に対応する方法,課題への対応等のさらなる議論につながることを望んでいる。ここでは独立行政法人国際協力機構(JICA)「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」(GEM-JC)チームが受賞した第27回読売国際協力賞を記念した有田焼ピンバッジ製作を一例とする。 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.8, No.2(2022/3)に査読を経て受理された。

英語フィールド

Author:
Etsuko MIKI, Yuhki TANAKA
Title:
Practical Study of Producing the Product in Hizen Ceramics Industry : The example of producing the commemorative Arita porcelain pin badge which Grand Egyptian Museum Joint Conservation (GEM-JC) project team was awarded the 27th Yomiuri International Cooperation Award of Japan
Announcement information:
The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities


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