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著者:楊井哲,上村哲司,渡邊英孝,森川綾,川野啓成題名:<症例報告>感染を伴った手背軟部組織欠損の2期的機能再建の1例発表情報:創傷 巻: 10 号: 4 ページ: 150-153キーワード:概要:56歳男性。右手中手骨開放骨折術後の創部感染に対する治療目的で受傷12日目に当科へ紹介となった。感染を伴う右手背軟部組織欠損に対し連日創部洗浄を行ったが、壊死組織や腱の露出範囲が拡大したため二期的再建を予定した。まず、右手背部の皮膚欠損部に対し右前腕掌側に11×7cm大の逆行性前腕皮弁をデザインし、橈骨動脈および伴走静脈を含めて皮弁を挙上して欠損部を覆った。次に短母指伸筋腱および長母指外転筋腱の欠損に対し、残存していた長母指外転筋腱を用いて母趾橈側外転30°で腱固定した後、固有小指伸筋腱を皮弁の下に通して長母指伸筋腱の腱移行術を施行した。その結果。術後半年の時点で母指の伸展動作が可能となり、日常生活に復帰している。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 10 Issue: 4 Page: 150-153