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副腎原発神経鞘腫の臨床像の特徴

発表形態:
資料・解説・論説・研究報告・総合雑誌の論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2021年06月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
永瀬 圭, 東武 昇平, 柿木 寛明, 有働 和馬, 青木 茂久, 野口 満
題名:
副腎原発神経鞘腫の臨床像の特徴
発表情報:
西日本泌尿器科 巻: 83 号: 2 ページ: 106-110
キーワード:
概要:
「抄録:」稀な副腎原発神経鞘腫を経験したので, その臨床像に文献的検討を含め報告する. 症例は60歳女性. 左上腹部痛を主訴に近医を受診. 腹部単純CT検査にて右副腎の位置に径65×57mmの腫瘤性病変を認め当科紹介. 各種副腎機能検査で異常を認めなかった. MRI検査, 核医学検査も施行したがいずれも特異的な所見は認めず, 非機能性腫瘍と診断した. 腫瘤サイズが大きく悪性腫瘍が否定できないため, 腹腔鏡下右副腎摘除術を施行. 組織学的には紡錘形細胞が柵状配列を伴いつつ束状に増殖しており, 浮腫状の間質が目立つ領域が混在していた. 核分裂像や核異型は認めなかった. 免疫化学染色検査では, S-100蛋白がびまん性に強陽性であり, 副腎皮質由来を示唆するMelan-A, Synaptophysinが陽性であった. 以上より副腎原発神経鞘腫と診断した. 副腎原発神経鞘腫は非常に稀な副腎腫瘍であるが, 画像検査の普及とともに報告は増えてきている. 特異的所見が乏しいと言われているが, 近年画像的特徴が解明されつつある. 画像的特徴と病理学的特徴を踏まえ報告する.
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Vol: 83 Issue: 2 Page: 106-110


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