日本語フィールド
著者:甲斐 敬太, 北村 捷, 中村 光男, 久米 修二、相島 慎一題名:当院におけるセルブロック作成の現状発表情報:日本臨床細胞学会九州連合会誌 巻: 49 ページ: 1-3キーワード:概要:目的:当院におけるセルブロック作成状況をレビューし、セルブロックの有用性について検討を行った。方法 2006年から2016年の当院セルブロック検体に関して、検体数の推移や検体種別、および中皮腫症例と呼吸器検体事例に関して検討を行った。セルブロックは沈査が多い場合には遠心管法で作成し、沈査が少ない場合にはフィブリンクロット法を用いて作成した。成績 検討期間でのセルブロックの作成総件数は693件で、2006年の作成件数は26件であったが、経年的に作成数は増加し、2016年では年間137件であった。内訳は体腔液が44.4%、呼吸器が31.2%で、この両者で3/4以上を占めていた。中皮腫症例は11年間に9例であった。呼吸器検体の約3/4が気管支洗浄液から作成したセルブロックであった。また、2017年4月から約2ヵ月の間に、セルブロックを用いてPD-L1(22C3)の免疫染色を行った症例を6例経験した。結論 セルブロック標本は、有用でさまざまな活用の可能性のある診断試料であり、臨床的な需要も増大している。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 49 Page: 1-3