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大腸ESD症例における抗血栓薬管理と術後出血に関する検討

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2018年04月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
坂田 資尚, 山本 甲二, 鶴岡 ななえ, 下田 良, 藤本 一眞
題名:
大腸ESD症例における抗血栓薬管理と術後出血に関する検討
発表情報:
日本大腸検査学会雑誌 巻: 34 号: 2 ページ: 89-96
キーワード:
概要:
【目的】2012年に日本消化器内視鏡学会より示された抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドラインで内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は出血高危険度の消化器内視鏡に分類されている。今回、大腸ESD症例における抗血栓薬の管理状況について検討した。【方法】2008年2月から2016年12月に施行した大腸ESD298例についての抗血栓薬服用状況、後出血について調査し分析した。【結果】抗血栓薬服用者は34例(抗血小板薬22例、抗凝固薬12例)であった。抗血小板薬は、従来全例休薬されていたが、新ガイドライン後は14例中8例(57%)で継続されていた。ワルファリンのヘパリン置換施行率は100%であったが、DOACは0%で、処置当日の休薬で対応していた。後出血は期間全体で13例(4.4%)にみられ、内訳は非服用11例、アスピリン休薬1例、ヘパリン置換1例であった。全ての患者で血栓塞栓イベントは認めなかった。【結論】抗血小板薬継続下での大腸ESDは後出血を増加させなかった。抗凝固薬のヘパリン置換や直接経口抗凝固薬の休薬基準は、今後追補ガイドラインの検証が必要である。
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
J Colon Exam Vol: 34 Issue: 2 Page: 89-96


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