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心不全に対するSGLT-2阻害薬の効果と留意点

発表形態:
著書
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2022年04月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*沢見康輔, 田中敦史, 野出孝一
題名:
心不全に対するSGLT-2阻害薬の効果と留意点
発表情報:
Diabetes Journal: 糖尿病と代謝 巻: 49 号: 2 ページ: 53-60
キーワード:
心不全(薬物療法), 糖尿病性血管障害(薬物療法), SGLT2 Inhibitors(治療的利用)
概要:
糖尿病患者は、冠動脈硬化により引き起こされる虚血性心疾患に加え、インスリン抵抗性をはじめとする糖尿病の病態そのものが心筋細胞および心筋間質の変化を引き起こすため、非糖尿病患者と比較し2~4倍も心不全を発症しやすい。2015年に公表された大規模臨床試験であるEMPA-REG OUTCOMEを皮切りに、sodium glucose cotransporter(SGLT)-2阻害薬が心血管疾患ハイリスク2型糖尿病患者の心不全入院を約30%減少させることが明らかとなった。さらに、糖尿病合併の有無にかかわらず、左室駆出率が低下した心不全患者に対しても、大規模臨床試験DAPA-HFおよびEMPEROR-Reducedにおいて心不全入院を有意に減少させた。このように、SGLT-2阻害薬は心血管疾患ハイリスク2型糖尿病患者および左室駆出率の低下した心不全患者の心不全入院を抑制することから、これらの患者への積極的な使用が検討される。また、EMPEROR-Preservedにおいて左室駆出率の保たれた心不全患者に対する心不全入院抑制効果が示され、SOLOIST-WHFやEMPA-RESPONSE-AHFでは急性心不全患者にも安全に使用できる可能性が示唆されている。左室駆出率の保たれた心不全患者や急性心不全患者に対するSGLT-2阻害薬の効果については今後のエビデンス蓄積が待たれるが、幅広く心不全治療に用いることができる可能性がある。
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Vol: 49 Issue: 2 Page: 53-60


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