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家族性大腸腺腫症術後30年目に発生した多発腺腫を伴う回腸嚢癌の1例

発表形態:
資料・解説・論説・研究報告・総合雑誌の論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2022年09月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*古川舜理, 真鍋達也, 藤本崇聡, 奥山桂一郎, 馬塲耕一, 能城浩和
題名:
家族性大腸腺腫症術後30年目に発生した多発腺腫を伴う回腸嚢癌の1例
発表情報:
日本臨床外科学会雑誌 巻: 83 号: 9 ページ: 1596-1601
キーワード:
概要:
症例は46歳,男性.16歳時に家族性大腸腺腫症に対し,大腸全摘術および回腸嚢肛門吻合術を施行された.術後の約10年間は経過観察をされていたが,その後の通院歴はなかった.術後30年目に全身倦怠感および貧血のため近医を受診したところ,下部消化管内視鏡検査で回腸嚢に多発ポリープと潰瘍を伴う隆起性病変があり,生検で後者は高分化管状腺癌の診断を得た.回腸嚢多発腺腫と回腸嚢癌に対して,腹腔鏡下回腸嚢肛門切除術および回腸人工肛門造設術を施行した.切除標本の病理学的検査では回腸嚢に限局する多数の腺腫と2型進行癌に加え,腺腫内癌を2ヶ所に認めた.家族性大腸腺腫症術後では消化管に対する発癌のために空腸・回腸を含め諸臓器のサーベイランスの必要性が示されている.回腸嚢に対しても定期的な内視鏡検査によるサーベイランスが必須と思われた.
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Vol: 83 Issue: 9 Page: 1596-1601


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