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Edwardsiella Tardaによる重症子宮内感染症で片側大脳出血をきたした早産児例

発表形態:
一般講演(学術講演を含む)
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2020年
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*樋口 直弥, 江頭 政和, 峰松 伸弥, 冨野 広通, 七條 了宣, 松永 友佳, 江頭 智子, 水上 朋子, 高柳 俊光, 西村 真二, 松尾 宗明
題名:
Edwardsiella Tardaによる重症子宮内感染症で片側大脳出血をきたした早産児例
発表情報:
第62回日本小児神経学会学術集会(WEB開催), 2020, 8,18-20(ライブまたはオンタイム配信), 2020, 9, 1-30(オンデマンド配信)
キーワード:
概要:
【はじめに】Edwardsiella tardaは主に水環境に分布する腸内細菌科の好気性グラム陰「生桿菌である.魚類では病原性が高い一方,ヒトへの感染は稀であり,感染例では保菌する魚介類などを食した場合の腸管感染症が主である.腸外感染としては敗血症,壊死性筋炎,胆嚢炎などがあるが,周産期感染症の報告は大変稀である.またt周産期感染症では中枢神経異常を合併する症例が多く,早産児における救命例はこれまでに報告がない.今回,Edwardsiella tardaによる新生児敗血症に広範囲の大脳出血を合併したが,救命できた早産児の1例を経験したため,報告する.【症例】在胎27週0日t出生体重Ip14gの女児、母体は分娩直前より産褥2日まで敗血症症状を伴い,母体静脈血・羊水・聴帯血および児体表の全てから同一菌が検出された.児は新生児特発性呼吸窮迫症候群に加え新生児遷延性肺高血圧症を発症,また,右大脳出血にけいれんを続発,更に播種性血管内凝固症候群による肺出血を合併し急性期は極めて重篤な経過を辿ったが救命できた、【結語】Edwardsiella・tardaによる周産期感染症は1982年から現在までに8例の報告があり,うち7例に髄膜炎や難聴,水頭症などの中枢神経合併症を認めた.また3例が死亡退院であり,早産児の2例はいずれも死亡例であった.本症例は中枢神経合併症を認めた点で既報告例と共通していたが,治療介入により救命し得た貴重な一例である.
抄録:
抄録集

英語フィールド

Author:
Title:
Case of premature infant with cerebral hemorrhage from intrauterine infection by Edwardsiella Tarda
Announcement information:


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