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著者:*冨野広通、岡政史、大塚泰史、在津正文、布井博幸、松尾宗明題名:【症例報告】脳梁膨大部病変を伴う軽症脳炎・脳症を合併した急性巣状細菌性腎炎症例の血液・髄液サイトカインプロファイル発表情報:日本小児科学会雑誌 巻: 123 号: 7 ページ: 1144-9キーワード:概要:1ヵ月半の間に脳炎/脳症(MERS)合併急性巣状細菌性腎炎(AFBN)と急性腎盂腎炎(APN)に罹患した1歳9ヵ月男児において、それぞれの感染症急性期(第1病日)および回復期(第7病日)の血液・髄液サイトカインを検討した。MERS合併AFBN急性期では回復期よりも血清interleukin(IL)-6、IL-8、IL-10、interferon(INF)-γ、tumor necrosis factor(TNF)-αが高値を示したが、APN急性期と比較して高値を示したものはIL-8のみであった。また、MERS合併AFBN罹患の髄液では同血清やAPN罹患時の血清よりもIL-6、IL-10、INF-γ、TNF-αが高値を示し、髄腔内での炎症反応の存在を示唆していた。MERS発症には血清よりも髄液中のサイトカインが病態を反映している可能性があることが示された。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 123 Issue: 7 Page: 1144-9