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【症例報告】 2.若年期に心筋梗塞を発症した進行性筋ジストロフィーの2例

発表形態:
資料・解説・論説・研究報告・総合雑誌の論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2019年05月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*熊本愛子、熊本 崇、田代克弥、松尾宗明
題名:
【症例報告】 2.若年期に心筋梗塞を発症した進行性筋ジストロフィーの2例
発表情報:
日本小児科学会雑誌 巻: 123 号: 5 ページ: 855-860
キーワード:
概要:
症例1(12歳男児)。3歳時にBMD(Becker型筋ジストロフィー)と診断された。8歳時に起床後に持続する胸痛と胸部不快感が出現し、心電図にてST上昇を認め、当院へ搬送となった。心臓超音波検査では左室側壁から下壁がhypokinesisで心筋梗塞と診断されたが、冠動脈造影(CAG)では狭窄はなかった。だが、心筋シンチグラムでは左室下壁の集積低下があり、冠攣縮の関与が示唆された。β遮断薬とACE阻害剤を導入したが、12歳時に同様の胸痛発作と心電図変化があり、冠攣縮による心筋梗塞と考え、Ca拮抗薬を開始した。症例2(14歳男児)。9歳時にDMD(Duchenne型MD)と診断された。今回、就寝時に左側腹部痛と呼吸困難感、前胸痛が出現したため来院となった。所見では心電図でST上昇のほか、心臓超音波検査で左室側壁から後壁がhypokinesisで、心筋梗塞が認められ、CAG、MRI、アセチルコリン負荷試験より、冠攣縮性狭心症と診断後、Ca拮抗薬と硝酸薬を開始した。尚、退院6ヵ月時の硝酸薬中止下による上腕動脈のFMD検査は8.0%であった。
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Vol: 123 Issue: 5 Page: 855-860


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