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自閉症・情緒障害特別支援学級児童における承認感・自己存在感を高めて交流学級の児童との絆を深める自立活動の実践

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2023年03月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
林田 真一  松山 郁夫 読み: ハヤシダ シンイチ   マツヤマ イクオ
題名:
自閉症・情緒障害特別支援学級児童における承認感・自己存在感を高めて交流学級の児童との絆を深める自立活動の実践
発表情報:
九州生活福祉支援研究会研究論文集 巻: 16 号: 2 ページ: 30-44
キーワード:
自閉症・情緒障害学級、自立活動、友達の良さの肯定的受けとめ、承認感、交流学級における自己存在感
概要:
支援学級児童に、スモールステップで活動に慣れさせ、小ゲームで活動に安心感と見通しをもたせ、大ゲームで、交流学級の児童とお互いのよさの受けとめ合い、認め合いの成功体験を積ませれば、支援学級児童のクラスや友達を肯定的に受けとめる気持ちや自己存在感を少しずつ高め、交流学級で友達を少しずつ増やすことができるということが示唆された。その一方で、大ゲームで支援学級児童に成功体験を積ませるためには、交流学級の児童が、支援学級の児童に温かい言葉、まなざし、態度を向けるよう、支援学級の担任が交流学級の児童らに日常的に、どのように関わるか、また、自立活動の中で、どのような実践をするか、その手立てを探る重要性が示唆された。
抄録:
A市立B小学校自閉症・情緒障害学級C組とD組の6年生6名の児童に共通した課題は、交流学級における承認感が低いこと、及び「交流学級は居心地がよい」と思う気持ちが低いことである。集団との関わりが苦手な各児童に対して、大ゲームを実施する意欲と自信をもたせるため、緩やかに積み上げていく自立活動を実践した。6名の児童が、交流学級の子供達を肯定的に受けとめる気持ちや交流学級における自己存在感を高める一助になったと考察された。

英語フィールド

Author:
Shinichi HAYASHIDA Ikuo MATSUYAMA
Title:
Announcement information:
Vol: 16 Issue: 2 Page: 30-44


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