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自閉症児者への療育に対する家族と生活支援員の捉え方

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2016年08月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山郁夫 読み: マツヤマイクオ
題名:
自閉症児者への療育に対する家族と生活支援員の捉え方
発表情報:
佐賀大学教育学部研究論文集 巻: 1 号: 1 ページ: 143-149
キーワード:
自閉症 お茶の時間 生活支援員 障害者支援施設
概要:
本研究の目的は、自閉症児者への療育に対する自閉症児者を有する家族と障害者支援施設の生活支援員の捉え方を比較して検討することである。各々について療育による支援に対して意識する度合いを問う、独自の質問紙調査票を作成し、調査を実施した。有効回答がなされた自閉症児者を有する家族254名、生活支援員393名の回答を分析した。その結果、自閉症児者を有する家族と生活支援員は共に、自閉症児者に対して理解しやすいような働きかけ、落ちついて生活できるような支援、適応行為ができるような配慮を心がけている。生活支援員は、自閉症児者が集団の中で安定した生活を営めるように支援することを心がけている。自閉症児者を有する家族は、自閉症児者が社会性を高めて、地域において就労したり生活したりできるような支援を重視している。以上考察された。
抄録:
本研究では、自閉症児者への療育に対する自閉症児者を有する家族と障害者支援施設の生活支援員の捉え方を比較して検討した。有効回答がなされたのは、自閉症児者を有する家族254名、生活支援員393名で、これらを分析した。自閉症児者への療育に関して、①自閉症児者を有する家族と障害者支援施設の生活支援員は、共に、自閉症児者に対して理解しやすいような働きかけ、落ちついて生活できるような支援をすること、自閉症児者が生活の中で適応行為ができるような配慮をすることを重視している。②自閉症児者を有する家族は、自閉症児者が社会性を高め、地域において就労したり生活したりすることを目指した支援を重視している。③障害者支援施設の生活支援員は、自閉症児者が安定した生活を営めるように支援することを心がけている。自閉症児者を有する家族を支援する際に、自閉症への療育に対する関心の向け方の差異を踏まえて療育をするように努める必要がある。以上が考察された

英語フィールド

Author:
Ikuo MATSUYAMA
Title:
Recognition of Treatment and Education both Families of a Person with Autism and Residential Workers
Announcement information:
Vol: 1 Issue: 1 Page: 143-149
Keyword:
Autism  Treatment  Residential Workers


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