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介護職員のセルフ・エスティームと介護に対する認識との関連

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
単著
発表年月:
2015年09月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
松山 郁夫 読み: マツヤマ イクオ
題名:
介護職員のセルフ・エスティームと介護に対する認識との関連
発表情報:
九州生活福祉支援研究会研究論文集 巻: 9 号: (1) ページ: 7-15
キーワード:
介護職員、セルフ・エスティーム、介護業務、要介護高齢者
概要:
介護職員のセルフ・エスティームが、介護業務の遂行への自信と介護業務の有効性への認識に及ぼす影響を質問紙調査により検討した。以下が考察された。①セルフ・エスティームが高い場合、身体介護、社会活動、心理援助に関する介護業務の遂行への自信が高まる。②家事援助の場合、要介護高齢者に直接対応する身体介護等の介護業務に比べると、セルフ・エスティームの影響や関与が弱くなる。③セルフ・エスティームが高いと要介護高齢者を肯定的に捉え、介護業務の遂行への自信だけでなく、介護業務の必要性への認識に関する「介護責任」も重視するようになる。④介護業務の必要性への認識に関する介護目的・人権尊重・介護姿勢の3視点はセルフ・エスティームの影響が少ない。⑤セルフ・エスティームが高くなると質の高い介護につながる。
抄録:
本研究の目的は、介護職員のセルフ・エスティームという自己に対する評価感情が、介護業務の遂行への自信、および介護業務への認識にどのような影響を及ぼしているのかを検討することとした。独自に作成した質問紙調査票を用いた調査により、特別養護老人ホームと介護老人保健施設に所属している介護職員431名から有効回答を得た。それらを分析した結果、介護職員のセルフ・エスティームが高い場合、「身体介護」、「社会活動」、「心理援助」に関する介護業務の遂行への自信が高まること、要介護高齢者を肯定的に捉え、「介護責任」も重視するようになること、介護業務の遂行に対する自信が質の高い介護につながること等が考察された。

英語フィールド

Author:
Ikuo Matsuyama
Title:
Relationship between Self-Esteem and Recognition of Care Work in Care Workers
Announcement information:
Vol: 9 Issue: (1) Page: 7-15


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