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O19-02.母親の出産施設退院後早期の育児不安

発表形態:
資料・解説・論説・研究報告・総合雑誌の論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2020年12月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*森本 眞寿代, 高守 史子, 坂井 由美, 川口 淳, 永松 美雪
題名:
O19-02.母親の出産施設退院後早期の育児不安
発表情報:
日本看護科学学会学術集会講演集 巻: 40 号: suppl ページ: 204-204
キーワード:
概要:
目的:母親の出産施設退院後早期の育児不安の内容を明確にする。 方法:2019 年 7 月~ 8 月,A 県内の 1 施設の産婦人科診療所で産後 2 週間健診に来院した母親 11 名を対象に,出産施設退院後早期の育児不安を半構成面接法にて収集し質的帰納的に分析を行った。なお、本研究は当該倫理審査委員会(承認番号:19BPC03)の承認を得て実施した。 結果:面接時間は平均 40.0 分だった。初産婦 3 名、経産婦 8 名で、出産時年齢は平均 30.8 歳だった。分娩様式は全員が自然分娩であった。面接記録より抽出した 442 記録単位を分析コーディングし、122 コード、44 サブカテゴリを抽出した後に、退院後早期の育児不安を構成する 10 種の【カテゴリ】が見出された。母親は育児に対する気負いから【育児負担感】( 記録単位数 16.7%) を感じ,また慣れない育児によって【疲労感】(15.2%) をつのらせていた。【育児の知識・技術・経験不足】(10.6%)【児の特性】(5.2%)【母親の特性】(1.4%) も要因となり退院後早期は育児に対し【自信のなさ】( 記録単位数 17.0%) を自覚していた場合が最多を占めた。【答えが直ぐに得られないと気持ちが落ちつかない】(4.8%) という一面も持ち合わせ,これは最近の母親の特徴であった。母親を取り巻くソーシャルサポートである【子育てしやすい環境不足】(14.2%)【育児支援者不足】(7.9%) も要因となり母親は心理的に不安定な状態へと変化し ,【気分の変調】(7.0%) をきたしているのであった。 結論:母親の出産施設退院後早期の育児不安は,母親の持つ要因と母親を取り巻くソーシャルサポートに影響を受けていた。出産後また退院後早期は心身に変調をきたしやすい状態である。母親の精神状態を安定させるためにも出産前からの働きかけが大切である。さらに,母親を取り巻くソーシャルサポートの充実のため地域ぐるみの子育て支援体制の構築が求められる。
抄録:

英語フィールド

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Announcement information:
Vol: 40 Issue: suppl Page: 204-204


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