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著者：*稲寺 秀邦, 高守 史子, 松村 健太, 土田 暁子, 崔 正国, 浜崎 景, 田中 朋美, 伊藤 実香, 城川 美佳, 折笠 秀樹, 道川 武紘, 中山 祥嗣, 磯部 友彦, 竹内 文乃, 佐藤 俊哉, 新田 裕史, 山崎 新題名：P1-16.妊婦の血中カドミウム濃度と児の出生児体格との関連 -エコチル調査より-発表情報：第91回日本衛生学会学術総会（完全オンライン開催）, 2021, 3, 6- 8(LIVE配信), 2021, 3, 9-22(オンデマンド配信)キーワード：概要：【目的】妊娠中の母親の血中カドミウム（Cd）濃度と児の出生時体格およびSGA（small for gestational age）との関連を明らかにする。【方法】「子どもの健康と環境に関する全国調査（エコチル調査）」に参加した17，584組を対象として、妊娠中の母親の血中Cd濃度と児の出生時体格およびSGAとの関連について男女別に検討した。さらに血中Cd濃度の測定時期、すなわち妊娠中期（14－27週）、後期（28－40週）別の検討を加えた。血中Cd濃度はICP－MS法にて測定した。【結果】血中Cd濃度は0．10－4，73μg／L（中央値O．66μg／L）であった。濃度別に4つのグループ（濃度の最も低いグループをQ1とし濃度別にQ4までに分類）に分けて出生時体重との関連を検討すると、 Qlと比べ、Q3、 Q4では減少する傾向が認められた。女児では妊娠後期血中Cd濃度Qlと比べQ4において、出生時体重の低下と胸囲の減少が認められた。また女児では妊娠後期血中Cd濃度Qlと比べQ4において、SGA児が1．9倍多く生まれていたが、男児では関連を認めなかった。【結論】妊婦の血中Cd濃度と、児の出生時体格およびSGAとの関連が認められた。特に女児においてCdの影響が強く表われる可能性が示唆された。抄録：日本衛生学雑誌 76巻 Suppl. Page S169英語フィールド
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