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O08-03.妊娠前期における食事パターンと健康関連QOL:エコチル調査

発表形態:
一般講演(学術講演を含む)
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2021年03月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*三浦 佳代子, 高守 史子, 浜崎 景, 土田 暁子, 田中 朋美, 折笠 秀樹, 稲寺 秀邦
題名:
O08-03.妊娠前期における食事パターンと健康関連QOL:エコチル調査
発表情報:
第91回日本衛生学会学術総会(完全オンライン開催), 2021, 3, 6- 8(LIVE配信), 2021, 3, 9-22(オンデマンド配信)
キーワード:
概要:
【目的】妊娠前期(妊娠前~妊娠初期)における日本人女性の食事パターンを同定し、その食事パターンと健康関連QOLとの関連を明らかにすることを目的とした。【方法】子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)に登録された92,448人の妊婦のデータにおいて、食事栄養摂取状況は食事摂取頻度調査票(FFQ)、健康関連QOLは健康関連QOL尺度(SF-8)に基づき評価された。健康関連QOLは身体的健康・精神的健康の2つのサマリースコアが使用された。主成分分析によって食事パターンを抽出し、各食事パターンの主成分得点は最低四分位群(Ql)~最高四分位群(Q4)の4区分で考えた。食事パターンと健康関連QOLの関連は多重ロジスティック回帰モデルにより検討した。【結果】西洋食、日本食、偏食の3つの食事パターンが抽出された。日本食パターンの高摂取群は身体的・精神的サマリースコアの低さと有意に関係していた(調整オッズ比 身体L1,精神1.2,共にp<0.Ol)。西洋食パターンは最低摂取群と比べて他の摂取群では身体的サマリースコアの低い人がO.9倍少なかった(全てp<0.01)。偏食パターンの最高摂取群は最低摂取群と比べて精神的サマリースコアの低い人が1.3倍多かった(p<0.O!)。【結論】日本人妊婦独自の食事パターンとして西洋食・日本食・偏食の3つを同定できた。妊娠前期の食事パターンと健康関連QOLは有意な関連性がみられた。妊娠期の女性は食生活に敏感になりやすいことから、心身の主観的健康感の関連因子についても正しい知識を提供し、適切な指導・助言を行うことが重要である。
抄録:
日本衛生学雑誌 76巻 Suppl. Page S155

英語フィールド

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