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著者:○佐田富 浩子, 佐藤 珠美, 中野 理佳, 高守 史子題名:研究報告 NICU/GCUに入院した児の母親の退院準備に対する主観的評価と関連要因発表情報:日本新生児看護学会誌 巻: 27 ページ: 10-18キーワード:新生児集中治療室, 母親, 退院準備, 主観的評価, 関連要因概要:【研究目的】NICU/GCU入院児の母親の退院準備に対する主観的評価の背景特徴及び関連要因を明らかにする。【方法】412名の母親を対象に自記式質問紙調査を実施した。主観的評価に基づき退院準備出来ていない群と出来ている群について、特徴を把握するためカイ二乗検定又はt検定を行った。関連要因はロジスティック回帰モデルにより分析した。【結果】166名(回収率40.3%)のうち26名(15.7%)の母親は退院準備出来ていなかった。退院準備出来ていないひとは、背景特徴として院外よりも院内が多く(p=0.039)、夫と一緒に退院指導を受けていない(p=0.003)傾向があった。母親自身の健康状態は、不健康感(p<0.001)、不眠(p=0.030)、食欲不振(p=0.045)、疲労感(p=0.042)の認識が有意に関係した。子どもの世話への自信は、沐浴(p=0.015)、寝具類(p<0.001)、体温測定(p=0.036)、発熱など状態変化(p<0.001)、夜泣き(p<0.001)、嘔吐(p=0.010)、便秘・下痢(p=0.001)、皮膚トラブルの対処(p=0.006)が有意に関連していた。【考察】母親が退院準備出来ていると認識するには、退院に向けた子どもの世話や退院後に遭遇しやすいトラブルへの対処法を身に付け自信に繋げることが必要である。さらに退院支援の際には母親への健康状態への配慮と父親の参加が有効と考えられる。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 27 Page: 10-18