日本語フィールド
著者:*大日 輝記, 川口 淳, 上田 説子, 内 小保理, 占部 和敬, 小林 美和, 下田 貴子, 十亀 良介, 高守 史子, 田中 倫子, 寺原 慶子, 中園 亜矢子, 文森 健明, 師井 美樹, 山本 有紀, 渡邉 徹心, 須賀 康, 古江 増隆, 戸倉 新樹, 川名 誠司, 古川 福実, 山元 修, 橋本 隆題名:サリチル酸マクロゴールピーリングによる尋常性ざ瘡の治療効果 多施設無作為化二重盲検ハーフサイド対照比較試験発表情報:Aesthetic Dermatology 巻: 22 号: 1 ページ: 31-39キーワード:概要:ケミカルピーリングは尋常性ざ瘡の治療の選択枝の一つであるが、二重盲検試験による評価はまだない。ケミカルピーリングによる尋常性ざ瘡の治療効果を判定するため、10施設で以下の二重盲検試験を行った。計37例を試験登録し、同一患者の顔面の片側にサリチル酸マクロゴール(処置群)、もう片方に偽薬マクロゴール(対照群)を処置し、非炎症性皮疹(面皰)と炎症性皮疹とを開始時と開始後1ヵ月ごとに算出し、アンケート集計による効果の評価も行った。非炎症性皮疹は、対照群に対して処置群のほうが有意に少なくなった(2ヵ月後:差の推定値=-4.91、p=0.0177、3ヵ月後:差の推定値=-4.98、p=0.0110)。炎症性皮疹も、対照群に対して処置群の方が有意に少なくなった(2ヵ月後:差の推定値=-4.92、p=0.0234)。アンケートの結果、出血および発赤は全時期で有意差を認めず、対照群に対して処置群で症状の改善を認めた。以上より、サリチル酸マクロゴールピーリングは尋常性ざ瘡の治療に高い効果があることが明らかとなった。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 22 Issue: 1 Page: 31-39