MF研究者総覧

教員活動データベース

滴定三次元蛍光分析を用いた河川底泥中有機酸の二価鉄の結合平衡解析

発表形態:
一般講演(学術講演を含む)
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2021年11月
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
○兒玉宏樹1、吉田陸2、三宅逸暉2、鳥越雄太2、1: 佐賀大学 総合分析実験センター, 2: 佐賀大学大学院 工学系研究科
題名:
滴定三次元蛍光分析を用いた河川底泥中有機酸の二価鉄の結合平衡解析
発表情報:
ダムや河川に底泥が堆積する“堆砂”はダムの治水・利用機能を低下させるため取り除く必要があり、その堆砂量は日本中で15億m3以上、処理費用は14.3兆円以上と莫大な産業廃棄物が発生するため問題となっています。一方で、底泥には農業生産や沿岸域に有効な成分が蓄積し停滞していると考えられています。これまでにダム底泥と鉄資材の添加により、イネの生育が促進すること、その生育促進がイネへの鉄蓄積量と相関があり、土壌溶液の鉄濃度の如何に関わらず、底泥の添加により鉄蓄積量が増大することが確かめられており、底泥中の成分により鉄の吸収促進とともにイネの生育が増加したと考えられました。また、底泥から抽出された腐植物質の10分の1量や底泥抽出残渣でも底泥添加と同等の生育効果が得られたことから、底泥中の有機酸、腐植物質が生育に効果があるものの、その全てが有効に生育に寄与してないことが示唆されました。そこで、本実験では底泥中に含まれる有機酸のうち底泥中から土壌溶液中に溶出される有機酸が鉄のイネへの吸収促進と生育促進に寄与すると考え、底泥から栽培条件下で溶出され、土壌溶液に留まる有機酸を取り出し、鉄イオンの結合特性について滴定3次元蛍光分析を用いて検討しました。
キーワード:
鉄(II)結合平衡 滴定三次元蛍光分析 河川底泥
概要:
抄録:

英語フィールド

Author:
Kodama H.1, Yoshida R.2, Miyake I.2, Torigoe Y2., 1Analytical Research Center for Experimental Science, Saga University, 2 Faculty of Science and Engineering, Saga University .
Title:
Iron(II) binding equilibrium to organic acid extracted from river sediment by using titration 3D-fluorescence analysis
Announcement information:
Keyword:
Iron(II) binding, river sediment , titration 3D-fluorescence analysis


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.