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歯茎鼻音の調音点と調音法の有／無標性

発表形態：: 原著論文
主要業績：: 主要業績
単著・共著：: 単著
発表年月：: 2019年03月

DOI：
会議属性：: 指定なし
査読：: 無し
リンク情報：

日本語フィールド

著者：

古賀弘毅読み: こがひろき

題名：

歯茎鼻音の調音点と調音法の有／無標性

発表情報：

佐賀大学全学教育機構紀要第7号ページ: 163-172

キーワード：

概要：

抄録：

本論文は、佐賀西部有明方言における撥音及び尾音鼻音（Nと記す）を最適性理論（就中McCarthy 2008; 2016）の枠組みにおける Koga (審査中) の佐賀武雄方言の非過去形の語末の声門閉鎖音、あるいは、重子音の前半（Qと記す）の分析を援用し説明する。佐賀武雄方言では基底形の非過去形末尾の /ru/ がQと発音されるが、佐賀西部有明方言では、これに類似の現象に加え、語の統語範疇に関わらず、語末が [nu] の語はなく、東京方言などの語末が[nu]と発音される語に対応する語では語末にNが起こる。本論文はこの撥音・尾音鼻音の現象をKoga (審査中) への2つの制約の追加によって説明する。本研究及びKoga (審査中)によって、基底形の語末の流音が発音されずQと関連され、一方、基底形の語末の歯茎鼻音がN（調音点不特定の鼻音）と関連されることをde Lacy (2006) の有標性保存が正しく予測することが明らかにされる。

英語フィールド

Author：

Hiroki Koga

Title：

(Un)markedness of PoA and MoA of Coronal Nasal

Announcement information:

Journal of Organization for General Education, Saga University Page: 163-172