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著者:田代 宏樹, 高橋 浩一郎, 貞松 宏典, 栗原 有紀, 原口 哲郎, 小宮 奈津子, 中島 千穂, 中村 朝美, 荒金 尚子題名:肥満を伴った成人発症喘息の臨床的特徴と血清バイオマーカー探索発表情報:第61回日本呼吸器学会学術講演会(ハイブリッド開催), 2021, 4,23-25(会場開催及びオンデマンド配信), 2021, 4,23- 5,25(オンデマンド配信)キーワード:概要:〈背景〉肥満は喘息の重要な難治化因fであるが.治療標的となる分「やバイオマーカーはいまだ明確ではない.〈日的〉肥満を伴った成人発症喘息の臨床的特徴とバイオマーカー探索を行う.〈方法〉成人発症喘息患者56例のうち,BMI≧25の肥満喘息患者17名とBMI<25の39名の2群で臨床的特徴・1血清バイオマーカー(好酸球数・サイトカイン・ケモカイン)を比較した、〈結果〉肥満喘息患者は通常喘息患者と比較し年間増悪回数が有意に高く,ICS使用量が多かった(p=0.04,〈0.01).呼吸機能検査ではFVCとFEV1が低い傾向があった(p=O.05,0.06).血清バイオマーカーとして末梢血好酸球数が有意に低く(p<0.01),血清サイトカイン・ケモカイン解析ではTGFαが有意に低くIL-6, RANTES, VEGF-Aが有意に高かった(p=O.02,〈O.Ol,0.02,0.Ol),〈考察〉頻回増悪を認めステロイド抵抗性を示す肥満難治性喘息の治療ターゲット分子としてIL-6, RANTES, VEGF-Aがヒげられ,末梢血好酸球およびTGF a低下は肥満喘息自体のバイオマーカーとなる可能性がある.抄録:日本呼吸器学会誌 10巻 増刊 Page162英語フィールド
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