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著者:田代 宏樹, 高橋 浩一郎, 貞松 宏典, 栗原 有紀, 原口 哲郎, 小宮 奈津子, 中島 千穂, 中村 朝美, 荒金 尚子題名:安定期末梢血好酸球数はCOPD患者における頻回増悪を予測するバイオマーカーとなる発表情報:第61回日本呼吸器学会学術講演会(ハイブリッド開催), 2021, 4,23-25(会場開催及びオンデマンド配信), 2021, 4,23- 5,25(オンデマンド配信)キーワード:概要:く背景>COPD患者における頻回増悪は予後不良に関与するがt増悪を予測する因子は明らかではない,<目的>COPD患者における頻回増悪に関連する因子を探索する,<方法>2009年から2019年までに当院を受診したCOPD患者481例を解析し増悪に関連する因子を単変量および多変量解析にて検討した,〈結果〉増悪がない393例と比較し増悪歴がある88例ではBMI・血清アルブミン・呼吸機能が有意に低く.CATスコア・mMRCスケール・心血管合併症・在宅酸素使用例・気管支拡張剤使用例が多かった(すべてp<O.Ol),次に増悪回数に関して,年1回の増悪歴がある61例と比較し年2回以上の増悪歴がある27人は致死的増悪率・末梢血好酸球数・人工呼吸器使用歴・マクロライド使用歴が有意に高くt対予測一秒率が低かった(すべてp<0.Ol).多変量解析においてこれらの因子の中で末梢血好酸球増加が最も頻回増悪に関連していた.吸入ステロイドの投与は2群間で有意差を認めなかった.<考察>COPD患者における頻回増悪には安定期末梢血好酸球数増加が関与している,吸入ステロイド使用により頻回増悪を改善する可能性が示唆される,抄録:日本呼吸器学会誌 10巻 増刊 Page149英語フィールド
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