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3.化学療法による血管障害の機序と管理(2)BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬

発表形態:
著書
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2020年09月
DOI:
会議属性:
指定なし
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
原田陽平, 木村晋也
題名:
3.化学療法による血管障害の機序と管理(2)BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬
発表情報:
日本臨床 特集:腫瘍循環器学 - 新しい学際領域の最新知見 -, II.各論 - がん治療にともなう循環器合併症 巻: 78 号: 9 ページ: 1503 - 1508
キーワード:
BCR-ABL, tyrosine kinase inhibitor, cardiovascular events
概要:
「はじめに」 BCL-ABLに対するチロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitor: TKI)は, 慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia: CML)の治療には今や不可欠な薬剤となっている. 最初に開発されたBCR-ABL TKIであるイマチニブ(グリベック)は, 新規発症CMLの5年生存率を約40~50%から90%以上にまで改善した. また次世代のTKIsは, イマチニブよりも早期に深い臨床的な奏効をもたらし, 病勢進行率も低下させるため, 現在はCMLによる死亡はまれになってきている. しかし一方で, 長期のTKI服用によって予期されなかったさまざまな有害事象が明らかとなり, 特に心血管系イベント(cardiovascular event: CVE)の発生は致死的になり得るため注意が必要である. 現在, わが国で承認されているBCR-ABL TKIには, 第一世代のイマチニブ, 第二世代のニロチニブ(タシグナ), ダサチニブ(スプリセル), ボスチニブ(ボシュリフ), そして第三世代のポナチニブ(アイクルシグ)があるが, それぞれ標的とする分子や阻害活性が異なっている.
抄録:

英語フィールド

Author:
Harada Y, Kimura S
Title:
BCR-ABL tyrosine kinase inhibitors
Announcement information:
Japanese journal of clinical medicine Vol: 78 Issue: 9 Page: 1503 - 1508
Keyword:
BCR-ABL, tyrosine kinase inhibitor, cardiovascular events


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