日本語フィールド
著者:成田憲彦、蒲原啓太、三島伸雄、田口陽子題名:
海の縁風景 〜島原藩蔵の空間的復原〜発表情報:2009年度大会(東北)建築デザイン発表梗概集 ページ: 236-237キーワード:概要: 島原半島の東端に位置する島原市は、江戸時代は島原藩の城下町として栄えた。対象敷地は藩政の交通的要所であった島原外港に面して位置し、海と対岸の緑を望める場所で、そこには当初存在した島原藩の藩蔵三棟のうち一棟が残存している。漁に携わる人々が参る稲荷神社の存在や敷地北側の魚市場など、歴史と地域性なども感じられる。しかし現在、食堂と市場といった観光施設が存在するが、その存在は地域においても、海などの環境との関係においても、孤立的で閉鎖的である。そこで、希薄な関係となっている漁港、対岸の景色、交通、住民生活をつなぐ拠点施設が必要ではないかと考えた。
本計画では、敷地に眠った歴史的な場所性を掘り起こし、海辺の周辺環境との関係を読み解いた上で、三棟の藩蔵の空間的復原を行うことによって、現代島原の「海の縁風景」を創りだすことを目的とする。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Page: 236-237