日本語フィールド
著者：*山口 浩樹, 青木 洋介題名：高齢者肺炎における抗菌薬治療で見られる副作用とその対策発表情報：日本臨床 特集:高齢者の肺炎 - 日常診療に役立つ最新知見, V.治療 巻: 78 号: 4 ページ: 677 - 683キーワード：概要：「はじめに」 高齢者にとって肺炎は罹患率が高く, 抗菌薬投与を要する代表的な感染性疾患である. 抗菌薬は肺局所に感染した細菌の増殖を抑制する一方で, 生体にさまざまな有害事象を生じ得る. 24時間以上抗菌薬が投与された入院患者のうち, 約20%で副作用を発症していたとする報告もあり, 抗菌薬に関連した副作用はまれな病態ではない. 特に高齢者の場合, 加齢や併存症のため, 肺炎以外の臓器障害を合併していることが多い. 基礎疾患に対して薬剤を使用されていることも多く, 常用薬と抗菌薬の間で相互作用を生じ得る. また, 高齢者感染症の治療では細菌が十分に抑制されていても, 基礎疾患の増悪などのために臨床像の改善が遅れ, このため抗菌薬投与が長引く傾向にあると考えられている. このような背景から, 高齢者は抗菌薬による副作用を発症する危険性が高い.抄録：英語フィールド
Author：Title：Measures against side effects of antibacterial drugs for pneumonia in the elderlyAnnouncement information:Japanese journal of clinical medicine Vol: 78 Issue: 4 Page: 677 - 683