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Fit & Fill型セメントレス人工股関節全置換術の長期成績 異なる摺動面の生存率解析

発表形態:
一般講演(学術講演を含む)
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2022年
DOI:
会議属性:
国内会議
査読:
無し
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
○河野俊介, 平田健悟, 松尾大地, 馬渡大介, 上野雅也, 藤井政徳, 園畑素樹, 馬渡正明
題名:
Fit & Fill型セメントレス人工股関節全置換術の長期成績 異なる摺動面の生存率解析
発表情報:
第95回日本整形外科学会学術総会(ハイブリッド開催), 2022, 5,19-22(現地開催) , 2022, 6, 8- 7, 7(オンデマンド配信)
キーワード:
概要:
【目的】われわれは 1998 年以降 Fit & Fill 型 stem を用い たセメントレス THA を行い,摺動面を 2000 年 8 月以降 ceramic-on-ceramic (ConC)から ceramic-on-polyethylene (ConP)に変更している.今回,摺動面の違いに着目して THA 後の長期の生存解析を行うことを目的とした. 【対象・方法】1998 年から 2001 年に初回 THA を行った 476 股を対象とした.再置換例を調査し,20 年を超える 生存率を算出し,ConC 群 270 股と ConP 群 206 股の 2 群 間で比較した. 【結果】20 年以上経過観察できた症例は,ConC 群 144 股(死亡 34 股,追跡不能 92 股),ConP 群 100 股(死亡 13 股, 追跡不能 93 股)であり,ConC 群の 91 股,ConP 群の 5 股に再置換術が行われていた.20 年生存率(ConC/ConP) は,end point がすべての再置換術では 50/96%,aseptic loosening では 95/100%,摺動面の不具合では 54/100% で,ConC 群の生存率が有意に低かった. 【考察】今回使用した ConC は,sandwich 形状の ceramic liner の不具合が報告されている機種であり,20 年生存率は 50%と低値であったが,多くは摺動面の不具 合に伴う再置換術によるものであった.FU 低下による limitation はあるが,ConP では 95%を超える生存率を有 しており,cup と stem の固定性は長期に信頼できると考 え ら れ た. ま た, 現 在 で は stem neck の 小 改 良, polyethylene liner のさらなる摩耗対策と固定様式の変更 が施されており,ConP 摺動面の選択にて 20 年を超える 良好な長期成績が期待される.
抄録:
日本整形外科学会雑誌, 96巻3号 Page S795

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